カペッロ「バロテッリは結局成長しないかも」

ロシア代表のファビオ・カペッロ監督は、ミランに所属するイタリア代表FWマリオ・バロテッリに関して、今後も同選手が成長することはないのではないかとの疑念を口にしている。

マンチェスター・シティではピッチ内外で様々な騒動を起こし、今年1月にミランに移籍してからは言動を改めることが期待されたバロテッリだが、相変わらず「更生」する様子は見えない。先日のナポリ戦では審判への抗議で退場となり、退場後も審判への罵倒を続けたことで、3試合の出場停止処分を受けている。

カペッロ監督はイタリア『metronews.it』によるインタビューで、バロテッリらイタリアの若手選手がこれから成長していくかどうかとの質問に対して、こう答えている。

「(バロテッリが)いつか成長できるのかどうかは分からない。そうなることを願ってはいるがね」

カペッロ監督率いるロシアはワールドカップ(W杯)欧州予選グループFでポルトガルを1ポイント差で抑えて首位に立ち、2試合を残して本大会出場に向けて優位に立っている。予選、本大会の展望について次のように述べた。

「(残り2試合の)ルクセンブルク、アゼルバイジャンとの試合も簡単だと言うつもりはない。相手をリスペクトしなければならない。だがW杯に行ける可能性はあり、このチャンスを逃してしまうのは馬鹿げたことだ」

「ブラジルはホームで戦うことができるし、サポーターの力が大きいことはコンフェデレーションズカップでも明らかになった。アルゼンチンもいつも強いチームだ。ドイツは今でも最高のチームのひとつだし、もちろんスペインも忘れてはならない。だが常にサプライズはあるものだ」

カペッロ監督はまた、今季のチャンピオンズリーグの展望について次のように話している。

「非常に盛り上がるシーズンになるだろう。ドイツ勢は(昨季の)パフォーマンスを再現しようとしてくる。(ペップ・)グアルディオラにはバイエルンで成功してほしいが、(ユップ・)ハインケスの残した結果を上回るのは簡単なことではない」

「レアル・マドリーとバルセロナも、新監督の下でどれだけやれるか興味深い。イングランド勢も力のあるチームだが、優勝候補としてどこかのチームの名前を挙げようとは思わない。それから、ユベントスとナポリもいる」


提供:goal.com