ブラジル、ポルトガルに3得点逆転勝利 W杯“確定”のJ・セーザルは「驚いた」《国際親善試合》

ブラジル代表は10日、ポルトガル代表との国際親善試合に臨み、3-1と勝利を収めた。試合前日、来年のワールドカップへの招集内定をルイス・フェリペ・スコラーリ監督から明かされたGKジュリオ・セーザルは、驚いたと話している。

ブラジルは18分、マイコンが浮き球の処理を誤り、ジュリオ・セーザルへのバックパスをラウール・メイレレスに拾われ、先制を許してしまう。だが24分、CKからチアゴ・シルバのヘディングで追い付くと、34分にはネイマールが見事なドリブル突破から逆転ゴール。後半立ち上がりには、マクスウェルのクロスにジョーが合わせて3点目を奪い、クリスチアーノ・ロナウド不在のポルトガルを下した。

スコラーリ監督は試合前日、夏にQPRからの移籍騒動で揺れたジュリオ・セーザルを、来年のワールドカップ本大会に招集すると明言した。

QPRの2部降格で移籍が濃厚と見られたジュリオ・セーザルだが、高額年俸がネックになって取引がまとまらず。最終的にQPRに残留したが、チャンピオンシップ開幕から5試合、ジュリオ・セーザルはまだ出場機会を得ていない。

それでも、スコラーリ監督はジュリオ・セーザルについて、本大会でのGKの3枠に入れると発言。たとえQPRで試合に出ていなくても、準備を整えられるはずだとの見解を示した。実際、同監督はポルトガル戦でもジュリオ・セーザルをフル出場させている。

試合後、ジュリオ・セーザルはスコラーリ監督の決断について聞かれると、このように答えた。ブラジルメディアなどが伝えている。

「僕も驚いたよ。スコラーリ監督は僕を守ろうとしてくれたんだ。僕はこれからの8カ月で、しっかりと頑張って、調子を保たなければいけない」


提供:goal.com