デル・ボスケ、カシージャスの先発起用を語る

2013.09.10 21:24 Tue
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が、所属クラブで出場機会を失っているGKイケル・カシージャスを代表戦で先発させた理由を明かしている。

スペインは、6日に行われたワールドカップ欧州予選でフィンランドと対戦。敵地で2-0と快勝して、ブラジルで行われるワールドカップ本大会出場に大きく近づいている。

デル・ボスケ監督は、今季レアル・マドリーでリーグ戦に1試合も出場していないカシージャスを、フィンランド戦で先発させた。同監督はスペイン『ラルゲロ』で、その決断について次のように話している。

「試合前、私は彼に調子はどうかと尋ねた。調子が良くないのに、先発を押し付けるようなことはしたくなかったからだ。そのとき彼は、難しい時期はもう乗り越えた、好調だし落ち着いていると答えた。未来に関して半分は解決していてプレーできる状態にある、と言っていた」

「イケルについて話すとき、私は常に記憶を忘れてはならないと主張してきた。もちろん、それはビクトール(・バルデス)に関しても同様だ。彼はパリでのフランス戦で我々を救ってくれた。私はそれを決して忘れはしないだろう。ビクトールは、イケルの穴を見事に埋めてくれた。外部から多大な影響を受けて、少しの助けしか得られなかったにもかかわらずね」

デル・ボスケ監督は一方で、ワールドカップ本選に向けて大きなメンバー入れ替えがないことを示唆している。

「すべてのベースは、今いるメンバーからできていくだろう。その状況を好ましくないと思う人もいるようだがね。そこには2つの平行した問題があるからだ。ひとつは所属クラブから強く守られているということで、もうひとつはスペイン代表が全員のものであるということだ」
提供:goal.com

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