レーブ「真剣に臨みたい」

2013.09.10 20:12 Tue
ドイツは10日、W杯欧州予選グループC第8節でフェロー諸島と戦う。ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は、試合前会見でFIFAランキングで175位につけている対戦相手を軽視しない様子をうかがわせている。

6日にはホームでオーストリアを3-0と破ったドイツは、3試合を残しながらグループを首位で終えることがもはや確実となった。だが、レーブ監督は格下相手と真剣に戦うことを強調している。

「タフな選手たちとの試合になる。あれほど小さな国にしては素晴らしい守備をして、組織力も備えている。もちろん真剣に、集中力を注ぎながら、試合に臨みたい。特にホームのフェロー諸島は、多くのチームにとって非常に難しい相手だった。イタリアはここで1-0、スウェーデンは2-1で辛勝している」

「今回のW杯予選でもアイルランドに対してフェロー諸島が長い間、勝ち点差で1点リードしていた。なので、我々にとって重要なのは、序盤からここのピッチや風の強い気候など、環境を受け入れることだ。相手を軽視しないこと。私が興味を持つのは、我々が勝ち点3を獲得することのみ。実際、そうする」

試合が行われるのはフェロー諸島の首都トースハウンにある収容人数が4000人のスタジアムだ。レーブ監督は、そのような環境にも言及している。

「人工芝はかなり近代的なもので、品質は高い印象を受けている。(スタジアムの)雰囲気は通常とは違う。片側のゴール裏はガラス張りとなっており、逆側のゴール裏にはコンクリートの壁がある。ゴールの裏に観客が座っていないことには、もちろん慣れていない。それでもゴールを決めることを願っている」

また、同監督に、メンバーの総入れ替えなど実験を行う考えはないようだ。

「(先発メンバーでは)変更は少なくとも1人だ。マルコ・ロイスが胃腸炎でチーム入りできなかったからね。他には1、2ポジションにおいて変更もあるかもしれない。でも入れ替えることになるのは多くても3ポジションだ」

「(ロイスの代わりに左サイドハーフに入るのは)ユリアン・ドラクスラーか、アンドレ・シュールレか、それともシドニー・サムか。サムのよう一対一に強い選手は、おそらくフェロー諸島が起用する守備重視のプレーに対して助けてくれる。しかし、サムは主に右サイドでプレーするから、やはりドラクスラー、またはシュールレを選ぶことになるだろう。人工芝にどれほど馴染めるかも含めて、トレーニングを見て、それから決めることになる」

さらにオーストリア戦では代表通算68ゴール目を決め、ゲルト・ミュラー氏の記録に並んだFWミロスラフ・クローゼの先発起用を「ミロはスタートする」と明言している。
提供:goal.com

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