代表で初ハットトリックのC・ロナウド 「特別なこと」

ワールドカップ欧州予選グループFの北アイルランドvsポルトガルの試合が6日に行われ、アウェイのポルトガルが4-2で勝利を収めた。この試合でハットトリックを達成したFWクリスチアーノ・ロナウドが、試合後に喜びの思いをコメントしている。

前半にDFブルーノ・アウベスのゴールで先制したポルトガルだが、同点に追いつかれた後、前半のうちにFWエルデル・ポスティガが相手選手に頭突きを食らわせたとの判定で退場。52分には北アイルランドに逆転を許す苦しい展開となった。

だが、チームを救ったのがエースのC・ロナウド。68分、77分にゴールを奪って再び試合をひっくり返すと、83分には直接FKを決めてハットトリックを達成。4-2で北アイルランドを下したポルトガルが首位でのグループ突破に向けて前進した。C・ロナウドは試合後、ポルトガル『RTP』で次のように述べた。

「前半はかなり苦戦を強いられた。退場は厳しかったと思う。エルデルはただ頭を傾けただけだった。でも、選手たちは献身的によく頑張っていた」

C・ロナウドは意外にもこれが代表で初のハットトリック。通算ゴール数を43に伸ばし、同国のレジェンドであるエウゼビオ氏のゴール数を上回る歴代2位となった(歴代1位はパウレタ氏の47点)。

「代表で3ゴールを決めたのはこれが初めてだ。特別なことだよ。すごく幸せに感じている。エウゼビオの記録を破ることは目指していたわけではなく、自然の成り行きだった。いつかそうなると思っていたけど、名誉なことだ」

「難しい1週間だったよ。木曜日までは普通に練習ができず、万全な状態じゃなかった。それでも、代表のためにはいつも全力を尽くすつもりだ。ケガがあったとしても、喜んで母国のチームを助けたいと思う」

ロシアを2ポイント差で抑えてグループFの首位に立つポルトガルは、予選の残り2試合でイスラエル、ルクセンブルクといずれもホームで対戦する。


提供:goal.com