マルティーノ「プジョールの復帰を待つ」

18日のリーガエスパニョーラ開幕節、バルセロナは本拠地カンプ・ノウにレバンテを迎える。前日会見に出席したヘラルド・マルティーノ監督は、バルセロナで臨む初の公式戦に向け、並々なる意欲を燃やしている。

スペイン『ムンド・デポルティボ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「最高の形でリーグ開幕を迎えられる。我々はシーズンをスタートさせる意欲に満ちあふれているよ。良いパフォーマンスを披露して、勝利を収める以外のことは頭にない。チームが自信を持ってシーズンをスタートさせるためにも、とても重要な試合となる」

ブラジル代表FWネイマールについては、慎重に起用していく方針を示している。

「ネイマールのような選手については、バルサのようなグループに適応できないと考える方が難しい。彼はエクセレントな選手だ。1対1に強く、違いを生み出すことができ、すべての選手と見事なコンビネーションを見せる。しかしながらチーム、また欧州サッカーへの適応は必要だ。彼は私と同様に、そのための時間をわずかしか得られなかった。落ち着きを持って見守る必要があるね」

名将ホアキン・カパロス率いるレバンテについては、次のような見解を口にした。

「パラグアイ代表を率いていた時に、カパロス率いるアスレチック・ビルバオと対戦したことがある。慎重に戦う必要がある相手だ。彼が監督を務めるチームは、いつだって競争的だからね」

リーガで大きな問題となっている2強とその他のクラブの格差にも言及している。

「ここ10年間は2チームだけが勝てるリーグと言われているが、私の考えは違うものだ。アトレティコ・マドリーなどにも優勝の可能性はあるだろう。私が危惧するのは、バルセロナができる限り早く波に乗ることだ。昨季は初日からことがうまく運び、その後の競争にも耐え切れた」

懸念のセンターバックの選手層については、右ひざを負傷中のDFカルレス・プジョールの復帰で、十分に補えるとの考えを示している。

「私はプジの復帰を待っている。素晴らしい回復を見せているし、9月には戦力に加えられるだろう。我々にはプジョール、(DFジェラール・)ピケ、(DFマルク・)バルトラ、(DFハビエル・)マスチェラーノがおり、必要ならば(MFセルジ・)ブスケッツ、(DFフランク・)バグナックも戦力に数えられる。それに負傷者が出ても、3カ月後には冬の市場が開く」
提供:goal.com