カペッロ、コンフェデ杯決勝を振り返る

ロシア代表のファビオ・カペッロ監督が、FIFAの公式ウェブサイトで、ブラジル代表の優勝に終わった先月のコンフェデレーションズカップについて語った。

ルイス・フェリペ・スコラーリ監督率いるセレソンが、29試合無敗だったスペイン代表を下したことについて、カペッロ監督は次のように話している。

「私はブラジルが有利だと感じていたよ。彼らはホームだったしね。だが、その地位を証明するには、多くの勝利を手にしていたチームを倒さなければいけなかった。最も興味深かったのは、ブラジルが中盤でボール争いに勝ち、普段は65%のポゼッションを誇るスペインにそれをさせなかったことだ」

「イタリアも準決勝で(スペインを倒す青写真を)示していたと思う。彼らは3人のDFでスペインを苦しめた。主に、中盤のスペースを閉ざし、ポゼッションを激しく争って、ロングボールを避けることによって、だ。だからスペインは苦しんだ」

カペッロ監督は、スペインが厳しいコンディションで決勝を迎えたことも強調している。

「スペインにはスペインのスタイルがある。彼らの休日が1日少なかったこと、とても暑いなかでイタリアとPK戦まで戦ったことを忘れてはいけない。暑いときは前後半に給水タイムを導入するのが良いアイディアだと思う。大きな違いとなるはずだ」

コンフェデレーションズカップのブラジル代表について、カペッロ監督はこのように語った。

「素晴らしい動きを一緒につくる能力を持った、危険な選手たちがいる。中盤にはボール扱いがうまい選手たちがいる。クリエイティブと呼ばれるような選手が多くないのは確かだがね。彼らにはネイマール、オスカルらがいる。ブラジルのファンが望むよりも、よりフィジカルが強いチームだ」。


提供:goal.com