オーバメヤン父親「ドルトムントのサッカーは大好きだ」

ドルトムントは4日、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンの加入を発表した。同選手の代理人を務める父親のピエール氏は、ドイツ『シュポルト・ビルト』で、移籍の経緯や以前からドルトムントのサッカーに注目していたことを明かしている。

2011年、ドルトムントのCLの試合をテレビで観戦していたピエール氏。その際、「あの速いサッカーが大好きになった」と、ドルトムントのプレースタイルに惚れ込んだことを明かした。さらに、ユルゲン・クロップ監督については「感情的でエネルギッシュ。選手にとっては父親であると同時に、友人のような存在だ。クロップはマジシャンだよ」と絶賛している。

同氏によれば、ドルトムントは1年前からオーバメヤンに関心を抱いていたようだ。昨シーズン、サンテチェンヌのホームゲームのほとんどにスカウトを派遣。リーグ戦37試合で19ゴール、14アシストを記録したオーバメヤンの才能を確認した上で、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)が初めて選手側にコンタクトを取った模様だ。

またピエール氏は、「息子は賢いプレーヤーだ。状況を読めるし、スペースを発見する。クロップが率いるドルトムントは非常にインテリジェントなチームなので、フィットすると思う」とドルトムントでのプレーに期待を寄せている様子。

2012年10月のレンヌ戦で先制点を挙げたとき、オーバメヤンはスパイダーマンの仮面をかぶりながら喜びを爆発させて、話題を呼んだこともある。しかし父は、「ピエール=エメリクは非常に家族想いだ」と語り、本来の息子は、メディアで見せる姿とは違うと述べた。

オーバメヤンは、ドルトムントで2018年までの契約にサインした。最前線でのプレーも可能とするガボン代表FWだが、新天地ではサイドでの起用が濃厚と見られる。
提供:goal.com