イラクが韓国とのアジア勢対決を制してベスト4へ!!《U-20W杯》

▽U-20W杯の準々決勝2試合が7日に行われ､イラク代表vs韓国代表のアジア勢対決は3-3で終了。PK戦の末にイラクがベスト4進出を決めた。試合は、前半21分にPKを獲得したイラクがDFアティヤのゴールで先制するも、その4分後にDFジム・サンミンのロングスローからMFクォン・チャンフンのヘディングシュートが決まり、韓国が同点に追いついた。その後もイラクがリードを奪っては韓国が追いつくという形が続き、2-2というスコアで延長戦に突入。すると延長後半13分、スローインの流れからイラクが勝ち越しに成功する。ところが、このまま試合終了かと思われた延長後半15分にMFチョン・ヒョンチョルの豪快なミドルシュートがゴールネットに突き刺さり、韓国が土壇場で試合を振り出しに戻した。120分間の激闘を終えて迎えたPK戦は4-4でサドンデスに突入。イラクは6人目のFWファルハン・シュコルが成功したのに対し、韓国はFWイ・グァンフンが失敗。アジア勢対決を制したイラクのベスト4進出が決まっている。

▽また、ガーナ代表vsチリ代表は、延長戦の末にガーナが4-3で勝利。前半11分にMFオジェルの豪快なシュートで先手を奪ったガーナだったが、同23分にはペナルティエリア右に侵入したFWカスティージョがニア上にシュートを突き刺してチリが同点に追いつく。すると前半27分、前線で素晴らしいターンを見せたFWエンリケスがグラウンダーのシュートをゴール左に決めてチリが逆転。しかし、リードを許したガーナも後半27分、FWアシフアーのゴールで試合を振り出しに戻した。その後、延長前半8分に再びチリがリードを奪ったものの、最終的には計41本ものシュートを放ったガーナが延長後半に2点を挙げて逆転でのベスト4進出を決めた。なお、準決勝は7月10日に行われ、フランスとガーナ、イラクとウルグアイが決勝進出を懸けて対戦する。

【準々決勝結果】
イラク 3-3 韓国※PK戦:5-4
ガーナ4-3 チリ
フランス 4-0 ウズベキスタン
ウルグアイ 1-0 スペイン