スペインが3連勝で首位通過を飾る!《U-21欧州選手権》

▽U-21欧州選手権グループB最終節の2試合が12日に行われ、U-21スペイン代表vsU-21オランダ代表は、3-0でU-21スペイン代表が勝利を収めた。両者ともに準決勝進出を決めているなかで迎えたこの一戦では、スペインが主力数人を起用した一方で、オランダは前節からスタメン11人を変更して臨んだ。試合は、慎重な立ち上がりとなったが、次第にスペインがボールを保持してオランダを押し込んでいく。すると、前半25分にMFイスコのスルーパスが相手DFヌイティンクにカットされるも、ルーズボールを拾ったFWサラビアのパスを受けたFWモラタがゴールに流し込んで、スペインが先制する。さらに、スペインは32分にFWムニアインのスルーパスに反応したイスコが冷静にゴールに流し込んで、追加点を奪った。その後も、スペインが押し気味に試合を進め、前半を終えた。

▽迎えた後半は、2点のビハインドを追うオランダがサイド攻撃から得点を奪いにいく。後半6分に右サイドでFWヨゼフゾーンがドリブルで仕掛けて中央に侵入し、鋭いシュートを放ったが、枠の左に逸れていった。攻勢をかけるも得点を奪えないオランダは、26分にMFマヘルを投入して、スペインゴールをこじ開けにかかる。43分にマヘルがボックス手前から強烈なシュートを放つが、GKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれる。さらに、このルーズボールに反応したFWホーセンが詰めるものの、今度はクロスバーに直撃して決定機を逸する。得点を奪えないオランダを尻目に、試合終了間際の45分にスペインがダメ押し点を奪う。左サイドに抜け出たサラビアの折り返しを途中出場のFWアルバロ・バスケスが押し込んだ。試合はこのまま終了し、スペインが3連勝でグループBの首位通過を飾った。この結果、スペインが15日に行われる準決勝でノルウェーとの対戦となり、一方のオランダはグループA1位のイタリアと対戦することとなった。

▽また、同日に行なわれたU-21ロシア代表vsU-21ドイツ代表は、2-1でU-21ドイツ代表が勝利を収めた。この結果、ドイツがグループステージ3位で大会を終え、3戦全敗のロシアは最下位で大会を去ることになった。