スペイン、ハイチに勝利《国際親善試合》

8日にマイアミで行われた国際親善試合、スペインvsハイチは2-1でスペインが勝利を収めた。

スペインにとっては、コンフェデレーションズ杯前の調整試合。デル・ボスケ監督はレアル・マドリーで冷遇されたGKカシージャスに135日ぶりとなる出場機会を与え、最終ラインにアスピリクエタ、セルヒオ・ラモス、アルビオル、モンレアル、中盤にカソルラ、ハビ・マルティネス、セスクを配置。また前線にヘスス・ナバス、トーレス、マタを据えた。

序盤から主導権を握ったスペインは、前半8分に先制点を記録。右サイドのセスクの折り返しをペナルティエリア手前で受けたカソルラが、グラウンダーのシュートでネットを揺らした。さらに19分には、マタの浮き球のパスからセスクがヘディングシュートを突き刺し加点。その後もカソルラ、マタがチャンスを迎えるなど、ハイチを圧倒して前半を終えた。

デル・ボスケ監督は後半、カシージャス、S・ラモス、J・ナバス、トーレスに代えてレイナ、ピケ、シルバ、ソルダードを投入。26分にはイニエスタとシルバのコンビプレーを起点にボックス内のソルダードがシュートを放ったが、これはポストに直撃する。するとその4分後、グエリエルにアルビオル&ピケの間を突破され、ハイチに1点を返された。

マタとの交代でシャビも入れたスペインは中盤の支配力を増したが、33分にソルダードが再度シュートをポストに当ててしまうなど、決定力を欠き続ける。またグエリエルを中心としたカウンターから、守備の脆さも露呈した。結局、試合は2-1で終了のホイッスル。スペインはモチベーションの欠如も相まって、完勝とは言えない試合を演じている。
提供:goal.com