前回大会王者スペイン、辛勝スタート《U-21欧州選手権》

2013.06.07 03:21 Fri
▽U-21欧州選手権2013が6日に開催され、グループBのU-21スペイン代表 vs U-21ロシア代表は1-0でスペインが勝利した。立ち上がりから地力に勝るスペインがボールポゼッションを高め、ロシアを押し込んでいった。前半10分には、右サイドのFWテージョからボックス右に送られたパスを、DFモントーヤがフィニッシュに持ち込む決定機を演出。しかしこのシュートはゴール左に逸れてしまう。さらに19分には、約25mの位置からMFチアゴ・アルカンタラが蹴った直接FKが枠の左を捉えたものの、GKザボロティーニの好セーブに阻まれてしまう。その後も試合を優位に進めたスペインだったが、最終ラインで身体を張った守備を見せるロシアディフェンスの牙城を崩せず、前半をスコアレスで終えた。

▽迎えた後半、ロシアはMFビビロフを下げてFWグリゴレフを投入し、反撃を狙う。しかし、立ち上がりから押し込んだスペインは後半3分、ボックス左でボールを持ったMFイスコが中央へ折り返し、ゴール前のFWロドリゴ・モレノが頭で合わせるチャンスを演出。しかしこのシュートも枠を捉えきれない。後半の半ばに差し掛かり、焦りが見えるスペインは、18分にFWムニアインに代えて高さとスピードを兼ね備えたFWモラタを投入する。すると、この交代策が見事に実る。終盤の37分、左サイド絞った位置から中央に送られたチアゴ・アルカンタラのFKを、二アサイドに走り込んできたモラタがヘディングシュートでゴール左に流し込み、待望の先制点を奪取した。このまま逃げ切ったスペインが1-0でロシアに辛勝し、白星スタートを切った。初戦を制したスペインは、9日に第2節のドイツ戦を迎える。

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