ドイツ、ドルトムント勢の4ゴールでカザフスタンに連勝《ブラジルW杯欧州予選》

2013.03.27 09:26 Wed
26日に行われた2014年ブラジルW杯欧州予選グループC、ドイツvsカザフスタンの一戦は、ホームのドイツが4ー1で勝利した。

22日に敵地で開催された同カードを3-0で危なげなく制していたドイツは、ニュルンベルクで行われたこの一戦を再びゼロトップで臨んでいる。負傷により離脱中のヘヴェデスとドラクスラー、出場停止のシュバインシュタイガーの代わって、ボアテング、ロイス、ギュンドガンがプレー。一方、カザフスタン側ではグロイター・フュルトのシュミトガル、ドイツ2部コットブス所属のエンゲルらが先発メンバーに名を連ねた。

ドイツは序盤からペースを握り、速いタッチの攻撃を披露。高い位置でポセッションを維持しながら、幾度もペナルティエリアへの侵入を繰り返した。

しかし、最初のチャンスはカザフスタンだった。8分、シュミトガルの突破からCKを得て、オスタペンコが頭で合わせたが、シュートはゴール右に外れる。

その後、ドイツはテンポを落としながらも、試合をコントロール。10分、エジルからパスを受けたギュンドガンが約20メートルの距離からシュートを放つが、枠の外。21分には、そのギュンドガンがゲッツェのクロスに反応する。しかし、シュートは左ポストから跳ね返り、先制点にならない。続く22分、ゲッツェが相手DFのミスを生かしてシュートを放つも、ボールはまたもや左ポストに嫌われた。

それでもドイツの怒涛の攻撃が先制点を生むのは時間の問題だった。23分、エジルからのパスをペナルティエリア左で受けたロイスが、ボールをペナルティアークまで運んで右足でシュート。DFの股間を抜けてゴール左に決まり、ドイツが先制した。

勢いが止まらないドイツはさらに27分、今度は右サイドバックのラームが魅せる。右サイドでパスを受けたラームは、ペナルティエリア右にドリブルで一直線。3人をかわして深い位置から折り返すと、ゲッツェが押し込んで2点差とした。

なおも追加点を狙うドイツ。試合はより一方的なものとなる。31分にエジルがペナルティエリア右から中央にやわらかいクロスを入れるとギュンドガンが決めて3点差。22歳ギュンドガンの代表初ゴールで、勝敗がほぼ決して前半を折り返した。

ホームのドイツサポーターは大量得点を期待したが、後半の立ち上がりにドイツのゴールネットが揺れる。後半2分、GKノイアーがメルテザッカーからのバックパスをトラップミス。これをカザフスタンが見逃さず、最後はシュミトガルが流し込んだ。

守護神のミスで1点を返されたドイツだったが、その後は不安なし。決定機を物にできない時間が続くも、猛攻を見せた。相手GKの好守やポストに邪魔されて4点目が奪えずにいたが、主導権は譲らない。

一方のカザフスタンは終盤に2点目を目指す。34分、右サイドからのFKをコロブキンがダイレクトボレー。これはグラウンダーのシュートは左ポストに嫌われる。その後、カウンターで右サイドを崩してシュミトガルがシュートを放つ場面もあったが、ラームにゴールライン上でクリアされた。

ドイツは45分、ようやく4点目を決めた。中盤でボールを奪うと、ギュンドガンの股抜きスルーパスがカザフスタンの守備を引き裂き、ペナルティエリア左に走り込んだロイスのもとへ。抜け出したロイスは右足で冷静に流し込んだ。

後半に集中力を欠き、決めるべきチャンスを逃した場面もあったドイツだが、ドルトムントに所属する3選手の4ゴールで危なげなく勝利を収め、グループC首位を維持している。
提供:goal.com

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