イングランドが8得点で格下を一蹴《W杯欧州予選》

2013.03.23 07:30 Sat
22日に行われたW杯欧州予選グループH、サンマリノvsイングランドは、8-0でアウェイのイングランドが勝利した。

MFジェラードをベンチに置いてMFランパードがキャプテンマークを巻いたイングランドは、当然のように試合を支配。W杯予選4試合で無得点16失点の4連敗となっている格下サンマリノからゴールを奪うのは、時間の問題だった。

イングランドは7分、ランパードがペナルティエリア右からシュートを放つが、GKの好守でゴールならず。10分には、FWルーニーのパスを受けたMFチェンバレンが胸トラップで持ち出してGKの頭上を狙ったが、クロスバーに嫌われる。

先制点が決まったのは12分。左サイドを駆け上がるDFベインズに自陣から長いパスが出ると、ダイレクトでグラウンダーのクロスを入れた。中央に走り込むルーニーの前でDFがカットしたが、これがそのままゴールへ。DFデッラ・ヴァッレのオウンゴールで、スコアが動いた。

その後も両者の実力差は明らか。28分、チェンバレンがルーニーとのワンツーでペナルティーエリア内に侵入し、左足で追加点を奪った。34分のチャンスはオフサイドの判定でゴールが認められなかったが、35分には3点目が決まる。ペナルティエリア左からルーニーがファーサイドに高いボールを送ると、MFアシュリー・ヤングが頭で折り返し、FWデフォーが無人のゴールに流し込んだ。

39分、A・ヤングの思いきりの良いミドルシュートがクロスバーの下を叩いて豪快に4点目が決まると、42分にはベインズのグラウンダーのクロスをルーニーがスルーし、ランパードが決める。

前半だけで勝負が決まり、イングランドのペースダウンは仕方のないことだったが、それでも流れは変わらない。後半9分には、ルーニーのFKが直接決まり6点目。それ以外にも好機が続く。

イングランドはFKでゴールを決めたルーニーを11分に下げると、MFクレバリーも交代。21分にはランパードも引っ込み、早々と交代カードを使い切る。すると25分、A・ヤングのクロスに途中出場のFWスタリッジが合わせて7-0。控えの選手もアピールをした。

32分、デフォーが2点目を決めて8-0になると、終盤はイングランドが決定機を逃し、このまま終了。イングランドが勝ち点3を手にした。

なお、同組のその他の試合では、首位のモンテネグロがアウェイでモルドバに1-0で勝利。退場者を出しながらもヴチニッチのゴールで勝ち点3を手にして、首位を維持した。ポーランドvsウクライナは、3-1でアウェイのウクライナが勝利している。

イングランドは26日、グループ首位の座を懸けてモンテネグロと対戦する。
提供:goal.com

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