オリッチ「熱狂的ファンが相手には圧力になる」

2013.03.22 19:30 Fri
クロアチア代表FWイビツァ・オリッチは、22日のW杯欧州予選のセルビア戦について、自国の熱狂的なサポーターが試合のカギを握ると信じている。

オリッチは試合会場となるザグレブのスタディオン・マクシミールの観客席から生まれる熱狂的なサポートが若いセルビアに圧力をかけると予想している。

「スタジアムのあの雰囲気は僕たちにはとても有利だよ」と、オリッチはクロアチア『ユタルニ・リスト』で語った。

「セルビアはかなり若いチームで、マクシミールの雰囲気に耐えるのは難しいだろうね。僕たちは試合開始からプレッシャーをかけないといけない。それがサポーターの願いだし、僕たちは失望させるわけにはいかない」

「なぜ後ろに引いて、試合の後半にゴールしようと思わないといけないんだ? キックオフの笛から、僕らは前に攻めていくよ」

ともにW杯予選のグループAを4試合消化した時点で、10ポイントを得たクロアチアは首位のベルギーと得失点差で争う2位となり、3位のセルビアは勝ち点4を獲得している。

また、このマクシミールで1990年に行われた旧ユーゴスラビアリーグ、ディナモ・ザグレブvsレッドスター・ベオグラード戦でのファンの暴動が、翌年からの戦争への引き金になったともいわれている。現在でも両国の国民感情は激しく対立している。

この危険な「バルカン・ダービー」について、UEFA公式サイトでは「勝てば3ポイントで、他の一戦と変わらない」と口をそろえたクロアチア代表のイゴール・シュティマッツ監督とセルビア代表のシニシャ・ミハイロビッチ監督のコメントを紹介し、沈静化を求めている。
提供:goal.com

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