コンフェデのライバル、イタリアvsブラジルは2-2のドロー《国際親善試合》

2013.03.22 07:05 Fri
21日に行われた国際親善試合、イタリアvsブラジルは、2-2の引き分けに終わった。

6月に開催されるコンフェデレーションズ杯で日本と同組の強豪の対戦は、フレンドリーマッチとは思えない激しさでスタートした。

開始直後にFWフッキがシュートを放つと、イタリアは2分に早速決定機。ペナルティエリア左からMFジャッケリーニがゴール左を狙うが、ブラジル代表GKジュリオ・セーザルがワンハンドで止める。ブラジルは4分にFWネイマールが、イタリアは6分にFWバロテッリが、それぞれ惜しいシュートを打ち、序盤からジュネーブのスタジアムは沸いた。

試合が落ち着き始めると、主導権を握ったのはイタリア。ハイプレスでブラジルのミスを誘ってボールを奪うと、MFピルロを中心とした攻撃で敵陣に入っていった。

しかし33分、ブラジルが先手を取る。左サイドからDFフィリペが左足のクロスを入れると、中央でDFボヌッチに頭で触られた。それでも、ファーに流れたボールをFWフレッヂがボレーで叩き、GKブッフォンのニアを射貫く。

先制を許したイタリアは、これまでと同じようにボールを持って相手ゴールを目指す。38分にはFWバロテッリのミドルシュートがブラジルゴールを襲うも、ジュリオ・セーザルの壁が厚い。40分のピルロのシュートは、枠の外に外れた。

するとブラジルは42分、カウンターで追加点。ネイマールがドリブルで右から左に斜めに運ぶと、これで生まれた右のスペースへスルーパス。上がっていたDFデ・シリオの戻りは間に合わず、MFオスカルが受けて冷静にネットを揺らした。

2点を追うイタリアは、後半のスタートから交代カードを切った。ピルロとオスバルドが下がり、FWエル・シャーラウィと初招集のFWチェルチを投入、新しい力を試す。

テスト色が強くなるイタリアだが、試合への気持ちは変わらない。9分には、エル・シャーラウィが獲得したCKからMFデ・ロッシが決めて、1点差とした。すると12分には、ペナルティエリア手前からバロテッリが右足でシュートを決めて、2-2に追いつく。

追いつかれたブラジルは14分、ネイマールがファウルを受けながらも倒されずに前を向いてドリブルで運ぶと、フリーで走る左のフッキにパス。ペナルティエリアに侵入したフッキは縦への突破でブッフォンをかわそうとしたが、ボールを置き忘れて勝ち越しに失敗する。

その後、ブラジルはオスカルが下がってMFカカが入ったが、流れは変わらず、イタリアが攻め込む時間が多い。

終盤になると、どちらも交代でさまざまな選手を試す。イタリアはMFポーリ、DFアントネッリ、FWディアマンティ、FWジラルディーノを投入し、ブラジルはFWヂエゴ・コスタ、DFマルセロ、MFファン、MFグスタボをピッチに送り込んだ。それでも、両チームとも3点目が決まらず、2-2の引き分けでタイムアップを迎えた。
提供:goal.com

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