独紙が内田を「ルール地域のクロスの神」と評価
2013.03.11 21:05 Mon
肉離れから復帰したシャルケの日本代表DF内田篤人は、9日の「ルール・ダービー」で2アシストを記録し、宿敵ドルトムントからの大金星に大きく貢献した。同選手はドイツメディアから、軒並み高得点を得ている。
この試合、内田はブランクを感じさせないプレーを見せた。前半12分、日本代表サイドバックがグラウンダーのクロスで折り返す。それをMFユリアン・ドラクスラーが流し込み、シャルケが先制。昨シーズン王者相手に数々のチャンスをつくり出すシャルケは、同35分にも内田の活躍でリードを広げる。右サイドから内田がクロスを上げ、ゴール前のオランダ代表FWクラース・ヤン=フンテラールが頭で合わせて追加点を獲得した。
ドイツ『キッカー』は、2アシストの内田を「4週間の離脱後、打って変わったような姿を見せた」と評し、同選手の「謙虚」なコメントを次のように紹介した。
「自分にとってのプレゼントみたいだった。アシストが良かったのではなく、ユリアンとクラースのゴールが良かった」
また同紙は、2得点目のアシストについて「試合当日、散歩しながら1つの傘でクラースと30分近く話した。彼に『僕を見て、クロスをしてくれ』と言われていた」と語る内田の言葉を引用し、日本での「相合傘」の意味についても触れている。
『キッカー』は、『ビルト』と同様、フル出場した内田のパフォーマンスにチーム2位タイの2をつけ、それぞれの第25節ベストチームに選出している。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
さらに『Spox』は、内田を「スター・オブ・ザ・マッチ」と実質マン・オブ・ザ・マッチに選んだ。寸評は以下のように記載している。
「試合前、シャルケの右サイドにはクエスチョンマークがあった。内田の起用がどんぴしゃりだった。日本人は、同じように絶好調の(ジェフェルソン・)ファルファンとともにドルトムントを混乱させた。日本人は2ゴールを演出し、ペルー人も止められることがなかった」
また、地元紙も同選手のプレーを絶賛している。
『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』は「日本人のワンダフルな、やわらかいクロスがユリアン・ドラクスラーとクラース・ヤン・フンテラールのゴールを導いた。肉離れで数週間も戦線離脱とは思えなかった。力強いパフォーマンスだったため、ファンは時折のポジショニングミスを気にしなかった」とコメントし、チーム2位タイの2を与えた。
『レヴィアシュポルト』は「ルール地域のクロスの神だ! 完ぺきなカムバックの模範だ。『ハンター』(フンテラールのニックネーム)は、あのような『バナナ』(バナナのようなカーブのクロス)を待っていた。守備でも集中していた」と称え、2+(プラス)をつけている。
シャルケは、4試合負けなし3連勝で完全に調子を取り戻した様子。順位も4位に浮上している。対してドルトムントは2位をキープしたものの、今シーズン4敗目を喫してしまった。リーグ戦25節終了時点で、すでに昨シーズンの3敗を超えている
提供:goal.com
この試合、内田はブランクを感じさせないプレーを見せた。前半12分、日本代表サイドバックがグラウンダーのクロスで折り返す。それをMFユリアン・ドラクスラーが流し込み、シャルケが先制。昨シーズン王者相手に数々のチャンスをつくり出すシャルケは、同35分にも内田の活躍でリードを広げる。右サイドから内田がクロスを上げ、ゴール前のオランダ代表FWクラース・ヤン=フンテラールが頭で合わせて追加点を獲得した。
ドイツ『キッカー』は、2アシストの内田を「4週間の離脱後、打って変わったような姿を見せた」と評し、同選手の「謙虚」なコメントを次のように紹介した。
「自分にとってのプレゼントみたいだった。アシストが良かったのではなく、ユリアンとクラースのゴールが良かった」
また同紙は、2得点目のアシストについて「試合当日、散歩しながら1つの傘でクラースと30分近く話した。彼に『僕を見て、クロスをしてくれ』と言われていた」と語る内田の言葉を引用し、日本での「相合傘」の意味についても触れている。
『キッカー』は、『ビルト』と同様、フル出場した内田のパフォーマンスにチーム2位タイの2をつけ、それぞれの第25節ベストチームに選出している。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
さらに『Spox』は、内田を「スター・オブ・ザ・マッチ」と実質マン・オブ・ザ・マッチに選んだ。寸評は以下のように記載している。
「試合前、シャルケの右サイドにはクエスチョンマークがあった。内田の起用がどんぴしゃりだった。日本人は、同じように絶好調の(ジェフェルソン・)ファルファンとともにドルトムントを混乱させた。日本人は2ゴールを演出し、ペルー人も止められることがなかった」
また、地元紙も同選手のプレーを絶賛している。
『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』は「日本人のワンダフルな、やわらかいクロスがユリアン・ドラクスラーとクラース・ヤン・フンテラールのゴールを導いた。肉離れで数週間も戦線離脱とは思えなかった。力強いパフォーマンスだったため、ファンは時折のポジショニングミスを気にしなかった」とコメントし、チーム2位タイの2を与えた。
『レヴィアシュポルト』は「ルール地域のクロスの神だ! 完ぺきなカムバックの模範だ。『ハンター』(フンテラールのニックネーム)は、あのような『バナナ』(バナナのようなカーブのクロス)を待っていた。守備でも集中していた」と称え、2+(プラス)をつけている。
シャルケは、4試合負けなし3連勝で完全に調子を取り戻した様子。順位も4位に浮上している。対してドルトムントは2位をキープしたものの、今シーズン4敗目を喫してしまった。リーグ戦25節終了時点で、すでに昨シーズンの3敗を超えている
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