ドイツ、好調フランスに逆転勝利《国際親善試合》

6日に行われた国際親善試合、フランスvsドイツは、アウェイのドイツが2-1で勝利を収めた。

パリの スタッド・ド・フランスで開催されたこのゲーム、ホームのフランスはスターティングメンバーに右サイドバックのDFサーニャが復帰。ドイツは主力メンバー5人がケガで欠場となり、GKアドラー、左サイドバックとしてDFヘヴェデスらが先発に名を連ねた。

この試合で最初に好機を迎えたのはドイツ。MFギュンドガンからのボールをMFエジルがペナルティエリアに運び込むが、最後はGKロリスに止められる。

フランスはゲームメークに苦労し、なかなか好機をつくれない。ドイツがそのまま主導権を握り、早い展開でゴールを狙う。17分にはMFミュラーが右サイドから仕掛けてパスを出したが、エジルのシュートが枠を大きく外れた。

21分、ドイツはCKからDFメルテザッカーがヘディングシュートするも、ロリスに阻まれる。

スコアが動いたのは44分。ゴールから約30メートルの位置でフランスに与えられたFKを、FWベンゼマがクロスバーに叩きつけ、跳ね返ったボールをMFムサ・シッソコがゴール前へヘディング。これをMFヴァルビュエナが頭で合わせ、フランスが1-0と先制した。

前半と同様、後半もペースをつかんだのはドイツ。そして、6分には決定機が訪れる。MFキャプエがパスミスをすると、ペナルティエリア前でギュンドガンがボールを奪い、右に走り込むミュラーにパス。それを右サイドハーフが落ち着いて決め、1-1と追いつく。

しかしその後、徐々にフランスの勢いが増す時間帯が続き、特にMFリベリの個人技がドイツゴールを脅かす。

それでも、次のゴールを決めたのもドイツだった。29分、エジルがペナルティエリア右手前の位置から前線にスルーパス。レアル・マドリーでチームメイトのMFヘディラが決め、逆転に成功。

44分、またもやドイツゴールに向かうのはリベリ。左から上がり、強烈なシュートを放つも、アドラーが弾く。こぼれ球をジルーが頭で押し込むが、オフサイドでゴールにはならない。

結局、スコアボードは動かず、フランスは黒星で2013年のスタートを切った。対するドイツは、1935年以来となるフランスの地でフランスに勝利を記録した。
提供:goal.com