低調イタリアが追加タイム弾でオランダとドロー《国際親善試合》

2013.02.07 07:07 Thu
6日に行われた国際親善試合、オランダvsイタリアは1-1のドローに終わった。

FWフンテラール、MFスナイデルらビッグネーム不在のオランダの前線は、FWファン・ペルシのほかにFWジョンやMFマヘルら若手が先発。一方のイタリアもFWバロテッリとFWエル・シャーラウィがスタメンに名を連ねた。

立ち上がりから主導権を握ったオランダは、前半17分に最初のチャンスをつくる。右サイドを突破すると、折り返しにマヘルが合わせるが、これはGKブッフォンの脚に阻まれた。だが、押し続けるオランダは、33分に先制する。クロスボールをジョンが落とすと、拾ったマヘルがシュート。これはDFにブロックされたが、こぼれ球を拾ったFWレンスが、トラップでDFをかわしてから左足で叩き込んだ。

イタリアは前半終盤になってようやく少しずつ押し返したが、チャンスないままに前半を終える。両チームは後半開始から2選手を交代。イタリアはMFピルロを下げて若手のMFフロレンツィを、オランダはFWファン・ペルシに代えてFWロッベンを投入した。

イタリアは後半も思うように攻められず、ロッベンが左サイドに入ったオランダに危険をつくられる場面も。12分には、バロテッリがタッチを割ったボールを蹴って看板にぶつけるなど苛立ちを見せた。プランデッリ監督は4分後、バロテッリをFWオスバルドと交代させる。スタンドからはバロテッリへのブーイングが飛んだ。

その後もチャンスをつくったのはオランダ。21分にMFストロートマンが惜しいミドルシュートを放つと、25分にもレンスの左足ミドルがブッフォンを襲う。34分にも、ロッベンがらしいドリブルから左足でシュートを放ったが、これもわずかにポストの横へとそれた。

前半同様に終盤になって押し返したイタリアだが、38分、43分とオスバルドのヘッドは枠をとらえず、45分にもFWディアマンティのパスからFWジラルディーノがチャンスを迎えるが、GKクルルに阻まれる。だが、このまま終わると思われたアディショナルタイム、途中出場のMFヴェッラッティがイタリアを救う。ジラルディーノとのワンツーでペナルティエリア内に侵入し、左足でネットを揺らした。

敗色濃厚だったイタリアは、ヴェッラッティの代表初ゴールで国際親善試合での連敗が5でストップ。一方、オランダとしては勝ち試合で逃げ切れない、フラストレーションのたまる結果となった。


提供:goal.com

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