フェリポン「イングランド代表監督をやりたかった」

ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、6日に行われるイングランド代表との親善試合を前に、2006年にイングランド代表監督を引き受けなかったことを後悔していると語った。

当時ポルトガル代表監督を務めていたスコラーリは、スベン・ゴラン・エリクソンの後任としてイングランド代表監督候補に挙げられたが、彼を執ように追いかけるイギリスメディアからのプレッシャーなどを理由に就任を断ったことを明らかにしていた。

イギリス『BBC』に対し、スコラーリは次のように話している。

「もちろん、非常に心の痛むことだ。ぜひイングランド代表の監督をやってみたかったからね。やりたくない者などいないだろう」

「イングランドに誘われて話をした時、私にはまだポルトガル代表との契約があった。その契約を破るつもりはなかった。もしすでにイングランドと契約してしまった後で、対戦することになったらどうなったかと想像してみるといい」

スコラーリ率いるポルトガル代表は実際に2006年ドイツW杯の準々決勝でイングランドと対戦し、PK戦で勝利を収めて準決勝へと進んでいる。

来年ブラジルで開催されるW杯には、自身がかつて率いた代表チームと、率いる可能性のあった代表チームが来てくれることをスコラーリは願っている。

「イングランドは予選を突破できると思うし、突破してほしいと思っている。ブラジルで開催されるW杯に我々が望んでいるのは、イングランドもポルトガルも参加する大会になることだ」

昨年9月から開始された欧州予選では、イングランドはここまで2勝2分けでグループ2位。ポルトガルは2勝1分け1敗でグループ3位となっている。


提供:goal.com