アル・アハリ監督、準決勝敗退も未来へ前向き

2012.12.13 00:47 Thu
12日、クラブ・ワールドカップ2012準決勝のコリンチャンスvsアル・アハリが行われ、1-0でコリンチャンスが勝利を収めた。敗れたアル・アハリのホッサム・エル・バドリ監督は、試合後の会見で次のようにコメントしている。

「コリンチャンスはビッグクラブ、有名なチームだ。ブラジル王者であり、クラブW杯の優勝候補でもある。彼らと戦えるのは名誉なことであり、チームのパフォーマンスには満足している。もちろん敗れたことは残念だ。いくつかのミスを犯してしまい、そのためやりたかったスタイルの戦いができなかった部分もある。だが正直に言って、我々はコリンチャンスより良い戦いができたと思っているし、勝利の資格はあったと思う。我々と彼らの全体的なサッカーのレベルにはまだまだ差がある。コリンチャンスはスペースを与えてくれなかったし、我々が犯したミスもあった。彼らのレベルはエジプトやアフリカとは異なるものだ。積極的に戦うことはできたが、フィニッシュは良くなかった」

「前半の我々はおそらく慎重すぎたのだろう。彼らは偉大なチームであり、非常によく組織されている。我々にとってはやりにくく、心理的に強いプレッシャーの中での試合となった。だが失点以降はようやく自分たちのサッカーができるようになった。慎重さはどこかへ行ってしまい、より積極的になることができたが、それでも相手の組織は非常によく整っていた」

「試合を変える可能性のある要因は色々とある。我々は強いプレッシャーの中で戦っていたが、良いプレーを見せることができた。モハメド・アブトレイカは素晴らしかった。全体的に選手たちは本当によく戦っていたが、自分たちのミスの代償を支払う結果となった。まだまだ改善が必要だ。アブトレイカはフル出場はしなかったが、彼には十分な技術がある。もう何も問題は抱えていないので、今後は状態が良くなることを期待している」

「ホッサム・ガリは出場しなかったが、彼がいれば試合に大きな影響を及ぼしたかもしれない。だが代役のラミ・ラビアは良い仕事をしてくれた。ガリが次の試合(3位決定戦)に出場できるかどうかはまだ分からない。モハメド・バラカトを交代出場させたかったが、追いついた場合に延長戦を戦う必要も考えたので交代枠は使わなかった。慎重になる必要があった」

「最近のアル・アハリは非常に厳しい時期を過ごしてきた。だが今年1年も観客のいない状態で戦ってきたわけではないので、コリンチャンスのサポーターに恐怖を感じることはなかった。我々は未来に向けて大きなポテンシャルを秘めている。選手たちは今日の結果を不満に感じ、悲しく思っているが、未来は明るい。それこそが我々が集中しなければならない部分だ。このチームは強いチームであり、今大会を3位で終えたいと思っている」


提供:goal.com

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