フランスとドローのスペイン、ホーム連勝記録は25でストップ《ブラジルW杯欧州予選》

2012.10.17 07:03 Wed
16日のW杯欧州予選グループI、ビセンテ・カルデロンで行われたスペインvsフランスは、1-1のドローで終了した。スペインが2006年11月から継続していたホーム連勝記録は、25でストップ。

グループI首位の座を狙う両チームの対戦。試合は予想通り、スペインがボールを保持し、フランスがカウンターから応戦する展開となる。スペインは9分に、MFシルバが足首を痛めるというアクシデントが。デル・ボスケ監督は代わりに、MFカソルラをピッチに立たせた。

選手交代後も、変わらずにボールを保持するスペイン。フランスの最終ラインを切り崩せずにいたものの、25分にセットプレーによって停滞する状況を打破。MFチャビの左CKからDFセルヒオ・ラモスがヘディングシュートを放つと、ポスト右に当たったボールがエリア右へ。これを拾ったFWペドロのシュートはGKロリスに弾かれるも、そのこぼれ球をセルヒオ・ラモスが押し込んだ。

ビハインドを負ったフランスは、積極的に前へ出るようになる。34分にはFWベンゼマが最終ラインを突破してシュートを放ったが、これはレアル・マドリーのチームメートGKカシージャスの好守に遭う。さらに39分には、ベンゼマの折り返しからMFメネーズがネットを揺らすも、オフサイドでゴールは認められず。セルヒオ・ラモスが明らかに残っていたため、疑惑の判定となった。

判定に救われたスペインは41分、ペドロがエリア内でDFコシエルニーに倒され、PKを獲得。しかしMFセスクが放ったシュートは、ロリスの横っ飛びに弾かれる。45分にはシャビの浮き球からペドロ、セスクと立て続けにシュートを放つも、これもロリスに立ちはだかれた。前半は1-0で終了する。

後半、スペインはDFアルベロアも負傷してDFフアンフランを投入。早くも2枚の交代カードを切る。一方のフランスはMFゴナロンをMFヴァルビュエナに代え、さらに攻撃的に出た。ペースを握ったのは、ベンゼマの前線でのボールキープから、2列目が果敢な飛び出しを見せたフランス。13分にはMFリベリがエリア手前からシュートを放つも、これは枠の左に外れた。

劣勢のデル・ボスケ監督は31分、MFイニエスタとの交代でFWフェルナンド・トーレスをピッチに立たせる。5年ぶりのカルデロン凱旋でファンから温かく迎えられたニーニョ(トーレスの愛称、子供の意)は、高く設定されたフランスの最終ラインの突破を幾度も試みた。

感動的な雰囲気に包まれるカルデロンの中でも、フランスの勢いは一向に衰えず。リベリがフアンフランのマークを幾度も引き剥がし、決定機を演出した。43分には、左足を痛めたベンゼマがジルーと交代。するとアディショナルタイム4分、またもフアンフランをかわしたリベリの折り返しから、そのジルーがヘディングシュートでゴールを記録。試合は1-1で終了のホイッスルが吹かれている。
提供:goal.com

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