デシャン「スペイン相手にただ守りはしない」

2012.10.16 13:00 Tue
フランス代表は16日の2014年W杯欧州予選で、王者スペイン代表と敵地で対戦する。フランス代表のディディエ・デシャン監督はMFフランク・リベリやFWカリム・ベンゼマへの期待を表すとともに、スペイン代表相手にただ守ることはしないと話している。

デシャン監督は前日会見で、リベリとベンゼマについて次のように話した。ベンゼマは批判も浴びているが、指揮官は擁護している。

「彼らには常に誰もが多くを期待する。チームをトップにすることができる素晴らしい選手というものがいて、彼らにはそのクオリティがある。違いをつくるタレントがあるんだ」

「カリムとは話した。彼はボックス内に残る選手ではない。そういうクオリティではないんだ。前線で孤立しすぎ? (ビセンテ・)デル・ボスケ監督は4-6-0を発明したが、それでスペインが効果的でなくなったわけではないだろう。それは問題ではないよ」

デシャン監督は現在のスペイン代表が史上最高のチームかと聞かれると、「イエス。疑いない。誰も彼らほど勝っていないからね。これは現実だ」と返答。その上で、次のように続けている。

「我々はコレクティブに守らなければいけないだろう。ボールを持ったときは、自分たちが効果的にならなければいけない。スペインと戦うなら、苦しむことになるのはわかっている。我々はできるだけ良い結果を残したいと思っているよ。明日の試合がどうなるかは、誰にも分からない」

「スペインの問題は彼らのポゼッション力だ。だが私は、ここへ来てただ守ることが解決策ではないと確信している。ボールを持ったときは、うまく使わなければいけない。試合においては、強い時間帯と弱い時間帯があるんだ」

フランスはユーロ2012準々決勝でスペイン代表に0-2と敗れている。だが、デシャン監督は過去のことだと強調した。

「その試合は見たが、以前あったことのジャッジはしない。フランスは引いて守ることを余儀なくされた。スペインがかなりボールを持っていたからだ」

また、デシャン監督はデル・ボスケ監督に賛辞を送った。

「全員が彼をリスペクトしている。多くのタイトルを獲得し、選手たちに合っている。謙虚で、フレンドリーだ。それが、彼の記録にさらなる価値をもたらしている」


提供:goal.com

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