デル・ボスケ「リスクを冒す起用はしない」

2012.10.15 22:13 Mon
16日のW杯欧州予選グループI、スペイン代表はアトレティコ・マドリーの本拠地ビセンテ・カルデロンにフランス代表を迎える。前日会見に出席したビセンテ・デル・ボスケ監督は、筋肉系の問題を抱えるレアル・マドリー所属DFセルヒオ・ラモスの起用について、慎重な様子を見せている。

スペイン『マルカ』が、サラマンカ出身指揮官のコメントを伝えた。

「ラモスは今日の練習に参加すると言っている。状態が良ければ、明日の試合でもプレーできるだろう。だが無理をさせることはない。どんな選手であっても、リスクを犯して起用する必要はないんだ。その場合には、ほかの選手をピッチに立たせるよ」

ディディエ・デシャン監督が率いる新生フランス代表についての見解も示した。

「彼らはデシャンとともに、重要な変化を遂げている。特にセンターバックと中盤でね。一方でサイドや前線の選手に変わりはない。彼らは新しいスタートを切ったばかりだし、その変化がどのように作用するかを見ている状況だろう」

「この試合後、我々には15の勝ち点を手にする可能性がある。だが、フランスとの2試合は最重要のものだろう」

同指揮官の古巣レアル・マドリーでプレーするFWカリム・ベンゼマについても触れた。

「ベンゼマは、世界有数の偉大なストライカーだ。戦術的に優れ、決定力もある。ゴールを奪えない時期だってあるが、それはすべてのストライカーに訪れる断続的なものだよ」

また、ニューカッスルMFヨアン・キャバイエへの警戒感も表している。

「フランスの中盤において、彼は素晴らしい才能を有する選手だ。我々にとっての(MF)シャビ・エルナンデスのようなものだろう」

一方で、チェルシーFWフェルナンド・トーレスが5年ぶりにビセンテ・カルデロンに帰還することについて意見を求められ、次のように返した。

「彼にとってはホームへの帰還となり、プレーする意欲にあふれているだろう。だが我々は、過去に最高の成績を収め、素晴らしい未来が待っているはずのライバルと対戦するんだ。選手全員が、彼と同様のモチベーションを持ってプレーするはずだ」

最後に、前試合ベラルーシ戦でハットトリックを達成したバルセロナ所属のFWペドロ・ロドリゲスに言及している。

「皆がペドロのプレーに満足している。彼はチーム全体に影響を及ぼす選手であり、我々にとって特別な存在だ」
提供:goal.com

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