ヴィエラ氏「イングランドの若手は代表を軽視している」

2012.10.11 18:51 Thu
マンチェスター・シティで下部組織の統括などを務めるパトリック・ヴィエラ氏は、イングランドの若い選手たちが以前に比べて代表チームでのプレーを夢だとは感じていないと指摘している。

自身はフランス代表として107試合に出場し、W杯とユーロの優勝に貢献したヴィエラ氏だが、現在では代表チームの試合が以前ほど重視されていないとイギリス『デイリー・ミラー』紙に対して語った。

「イングランドでは、16歳から21歳の若い選手たちが怪我で代表チームから離脱することが非常に多い。なぜなのかまったく理解できない。おそらくはFA(イングランドサッカー協会)にある種の『力』が不足しているのかもしれない」

「代表チームへの愛情も欠けているのだろう。私がフランスで育った頃には、フランス代表でプレーしたいと望んでいた。それが目標であり夢だった」

だが今のイングランドでは状況が異なるとヴィエラ氏は感じている。

「イングランドのU-16やU-18の選手たちは、もはや代表チームでプレーすることを夢見てはいない。理由は分からないが、外側から見る限りでは、以前のような誇りが失われてしまっているようだ」

ヴィエラ氏自身にとっては、代表チームでのプレーと所属クラブでのプレーは、一方を重視すれば他方が軽視されるようなものではなかったと主張している。

「今話しているのは代表チームのことだが、私は本当にプレーすることを誇りに感じていた。だからといって、アーセナルをフランス代表よりも愛していなかったという意味ではない」
提供:goal.com

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