イングランド、ホームで辛うじてドロー《W杯欧州予選》

11日に行われたW杯欧州予選グループH、イングランドvsウクライナは、1ー1の引き分けに終わった。

モルドバとの初戦に5ー0で快勝していたイングランドは、この日も先に仕掛ける。10分、左サイドからFWデフォーが3人に囲まれながら持ち込んでミドルシュートを放ち、ゴールネットに突き刺した。しかし、これはデフォーが突破の際に手を使って相手を止めたということで、レフェリーがファウルを取る。

その2分後、今度はウクライナがチャンスを迎えたが、主将のMFジェラードが戻ってシュートをブロック。イングランドがピンチを逃れる。

イングランドは34分に前半最大のチャンスが到来。右からのアーリークロスをファーサイドでデフォーが折り返すと、10番を背負ったMFクレバリーが完全にフリーでシュートを放った。しかし、GKにぶつけてしまい、これもゴールにならない。

イングランドがチャンスを決めきれずにいると、ウクライナが先制した。39分、ウクライナは高い位置でボールを奪うと、MFコノプリャンカが右足でミドルシュート。これがゴール右上に決まり、ウクライナが先手を取る。

追いかける立場で後半に入ったイングランドは、FWウェルベックやFWスタリッジを投入し、同点弾を目指した。待望のゴールが決まったのは42分。ウェルベックがペナルティエリアでDFをかわしたところで相手のハンドを誘ってPKを得ると、MFランパードが力強く蹴り込んだ。

しかし、逆転弾を奪うための時間はあまりに短かった。同点ゴール直後、ジェラードが2枚目のイエローカードで退場となると、試合は1ー1で終了。ホームで勝ち点1を得るにとどまった。

同組のほかの試合では、モンテネグロがアウェイでサンマリノに6ー0と圧勝。ポーランドはホームでモルドバに2ー0と勝利している。
提供:goal.com