ランパード「代表引退は考えたこともない」

2012.09.10 19:00 Mon
今年6月には34歳となり、ユーロ2012はケガのため欠場を強いられたイングランド代表MFフランク・ランパードだが、代表引退を考えたことは一度もないと『ESPN』に対して語った。

ランパードは代表で92試合目の出場となった7日のモルドバ戦で2ゴールを記録。通算ゴール数を25点に伸ばした。

「イングランド代表での自分のキャリアをとても誇りに思っている。でも、どんな選手でも、代表チームでのキャリアは常にバラ色の話ばかりではない。100キャップに到達しようかという選手であればなおさらだ」

「これまでの試合やゴールを誇らしく思っているが、唯一残念なのは何もタイトルを獲っていないことだ。チームの全員がそれを変えたいと願っている」

ユーロ2008で予選敗退に終わった時にはファンからの厳しい批判にさらされたが、ランパードは常にプレーを続けることしか考えていなかったと語る。

「批判を受けた時にもチームを離れなかったことには満足している。30歳を過ぎればもっと楽な道もあるからだ。引退することも許される年齢になる」

「引退には興味を持ったこともない。あと1試合だけプレーできるのか、15試合やれるのか分からないが、国のためにプレーする誇りを感じていることを人々に分かってほしい。そう思ってもらえれば本当に幸せだ」

ユーロ2012を負傷欠場したことは代表引退のきっかけになり得る機会だったが、ランパードは8月のイタリアとの国際親善試合で復帰を果たした。

「夏に怪我をしたが、(代表引退は)実際のところまったく頭に浮かばなかった。永遠にプレーできるとは言わないが、それは僕が考えることじゃない」

サッカー選手だった父親の存在も、イングランド代表でのプレー続行に影響したようだ。

「苦しい時期や苦しい試合、それに体調が悪い時でも、常にピッチに残るべきだというのが父の姿勢だった。その場所にいられることが名誉だからだ。でも、この夏に父に相談したわけじゃない。『進み続けろ』という答えが返ってくるのは分かっていたからね」


提供:goal.com

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