イタリア、敵地でブルガリアと引き分け《ブラジルW杯欧州予選》

2012.09.08 06:12 Sat
7日に行われたブラジルW杯欧州予選グループB、ブルガリアvsイタリアは、2ー2の引き分けに終わった。

3ー5ー2のシステムでブルガリアのホームに乗り込んだユーロ2012準優勝チームは、序盤から押し込まれる厳しい展開になった。

前半24分、セットプレーからDFイバノフに合されるピンチを迎えたが、ここは守護神のGKブッフォンのファインセーブで何とかしのぐ。しかし、30分に先制を許した。中盤でMFデ・ロッシが相手を止めにかかったが、レフェリーはアドバンテージを見てプレー続行。この流れからDFマノレフが放ったロングシュートが、イタリアゴールに突き刺さった。

流れが良くないイタリアだが、前半のうちに試合をひっくり返す。36分、中盤からの浮き球のパスをペナルティエリア右に侵入したMFマルキジオが頭で中央へ落とすと、近くにいたFWジョビンコがつぶれて、ボールはペナルティエリアを横切る形に。このボールに反応したFWオスバルドが、左足で冷静に決めた。すると、その4分後には逆転弾が生まれる。左からMFジャッケリーニが上げた低めのクロスにオスバルドが合わせた。難しい体勢からのヘディングシュートにGKはしっかり反応していたが、DFに当たってボールは守護神と反対方向に転がり、イタリアが幸運な2点目を手にした。

しかし、リードを手にした後も主導権を握ることができないイタリアは、後半21分に追いつかれてしまう。右サイドからのクロスを受けたFWミラノフが冷静に決めて、2ー2となった。ミラノフにパスを出したMFミトサンスキの位置がオフサイドにも見えたが、レフェリーの笛は鳴らなかった。

勝ち点3を求める両チームは、その後もチャンスをつくったがスコアは動かず、2ー2のままタイムアップ。敵地だったとはいえ、ユーロ2012で決勝まで進んだイタリアとしては厳しい結果になった。

グループBは同日、マルタvsアルメニアの試合も行われており、この一戦は1ー0でアウェイのアルメニアが勝利している。
提供:goal.com

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