L･ベンダー「バイエルンからの興味は嬉しいが…」

レバークーゼンのドイツ代表MFラース・ベンダーは、バイエルンが彼を獲得しようとしていたことに喜ぶ様子を見せながらも、現時点ではドイツ代表とレバークーゼンでのプレーに集中したいと語った。

クラブと代表の両方で印象的なパフォーマンスを見せてきたベンダーには、ユップ・ハインケス率いるバイエルンを含めヨーロッパ各国のビッグクラブが注目している。彼はドイツ『ヴェルト』紙に対して次のように話している。

「ドイツで最大のクラブが興味を示してくれたのは名誉なことだ。でも、僕にはレバークーゼンとの契約がある」

彼と同じポジションでは、結局バイエルンはビルバオからハビ・マルティネスを移籍金4000万ユーロ(約39億9000万円)で獲得した。ベンダーは近年のサッカーにおいて守備的MFのポジションはますます重要になってきたと考えている。

「僕らのようなタイプの選手は本当に大事だと思う。守備と攻撃をリンクさせる役割だからね。以前から重要なポジションではあったけど、試合のレベルとスピードが上がった今ではさらに重要度が増している」

「シャビ・アロンソ、バスティアン・シュバインシュタイガー、サミ・ケディラといった選手たちはワールドクラスだ。彼らからは学ぶべきことが多い」

ベンダーはその3人のうち2人とドイツ代表でポジションを争わなければならない。レギュラーポジションの獲得が難しいことを理解しつつも、ベンダーはチャンスがあればそれを逃したくはないと語る。

「もちろん、できればいつも試合に出たい。でもドイツ代表には素晴らしい選手たちが何人もいる。EUROを終えて、僕も良い位置にいるとは思う。万全の状態を維持し続けることができれば、僕にもチャンスはあるはずだ。監督に自分の最高の姿を見せたいと思っている」

EURO2012では準決勝敗退という残念な結果に終わったドイツだが、ベンダーはブラジル・ワールドカップ(W杯)予選を勝ち抜くことでその悔しさを晴らしたいと考えている。

「(準決勝の)イタリア戦は負けるべくして負けた。順調にグループリーグを突破していただけに、本当に残念なことだった。でももう終わったことだ。今大事なことは2014年W杯の予選だけだ」

ドイツは7日に行われるW杯予選の初戦でフェロー諸島代表と対戦する。


提供:goal.com