強豪国を率いる新指揮官が受難の門出《国際親善試合》

2012.08.16 08:06 Thu
▽国際親善試合のベルギーvsオランダが15日に行われ、ベルギーが4-2で勝利した。ユーロ2012でまさかのグループステージ敗退の憂き目に遭ったオランダが、名将ファン・ハールを新指揮官に迎え、ベルギーとの初陣に臨んだ。試合は序盤から一進一退の攻防を見せた。それでも、オランダ守備陣の一瞬の隙を突いたベルギーがカウンターからFWベンテケのゴールで先制し、前半を1点リードで終えた。しかし、迎えた後半は、一転して打ち合いの展開に。立ち上がりから攻勢を見せたオランダは、後半9分と10分にFWナルシンとFWフンテラールの続け様のゴールで早々に逆転。しかし、守備陣がこのリードを守れない。30分に自陣での不用意なボールロストからMFマルテンスに同点ゴールを奪われると、33分と35分に再び最終ラインを破られ、ベルギーに勝ち越しを許してしまった。その後もオランダは、ベルギーの強力な攻撃に押し込まれ、決定的な場面を作れぬまま、試合終了を迎えた。チーム再建を託されたファン・ハール監督にとっては、厳しい船出となった。

▽また、同日行われたフランスvsウルグアイは、スコアレスドローに終わった。闘将デシャン新監督の下で新たな門出を迎えたレ・ブルーだったが、カバーニとスアレスという主力を欠くウルグアイ相手に苦戦を強いられ、新指揮官の初陣を勝利で飾ることはできなかった。

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