ギグス「国歌を歌わないことに問題はない」

2012.07.30 21:44 Mon
ロンドン五輪でチームGB(イギリス代表)のキャプテンを務めるMFライアン・ギグスは、キックオフ前に国歌を歌わなかったとしても、ウェールズの選手たちがチームに尽くそうとする気持ちに変わりはないと語った。

セネガルと1-1で引き分けた大会初戦で、ウェールズ出身のギグスとFWクレイグ・ベラミー、MFジョー・アレンはキックオフ前にイギリス国歌『ゴッド・セイブ・ザ・クイーン』を歌わなかったことが論議を呼んでいた。

3人は29日に行われたUAE戦でも国歌を歌わなかったが、試合後にギグスはこの件は問題視するようなことではないと語った。

「個人的なことだ。イギリス国歌はウェールズ人、スコットランド人、イングランド人にとって同じものだ。難しいことではあるが、僕らにとって問題ではない。試合が始まれば全員が同じ方向へ向かっている。それが一番重要なことだと思う」

チームGBのグループリーグ第3節ウルグアイ戦はウェールズの首都カーディフのミレニアム・スタジアムで開催される。ウェールズの人々の大半にとっては、国歌は快く受け止められはしないかもしれない、とギグスは付け加えた。

「ウェールズの首都では国歌はあまり歓迎されないかもしれない。ファンにはブーイングなどはせず、今までの2試合と同じように応援してほしい。自分たちのスタジアムで試合ができるのはウェールズの全ての人々にとって大きな意味のあることだ」

UAE戦で1ゴールを記録し、38歳と243日のギグスは五輪サッカーで史上最高齢での得点者となった。3-1で勝利を収めたチームGBはセネガルを得失点差で抑えてグループAの首位に立っている。

「とても重要な意味のある勝利だった。セネガル戦で引き分けて、大きなプレッシャーがかかっていたからなおさらだ。W杯やEUROなどの大きな大会に出場できなかったのは今でも残念だが、だからこそ今はこの大会を楽しんでいる」


提供:goal.com

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