ドゥンガ氏「ネイマールはヨーロッパに行くべき」

2012.06.26 17:19 Tue
元ブラジル代表指揮官のドゥンガ氏は、Goal.comに対しブラジル代表FWネイマールは、すでに南米最高の選手だと語った。だがドゥンガ氏は、ネイマールにヨーロッパへの移籍を勧めている。

「ネイマールはブラジル国内にとどまるべきか、それともヨーロッパを新たな活躍の場とすべきか?」。サントスでプレーする20歳の怪物には、常にこの問題がついて回る。

バルセロナ、レアル・マドリー、チェルシーからのオファーに断りを入れたネイマールは、適切なタイミングがくれば移籍すると主張している。多くの人がこの考えを支持しているが、ドゥンガ氏は異なる意見を持っているようだ。

「ネイマールは素晴らしい選手だ。ブラジル、そして南米のベストプレーヤーだろう。ヨーロッパでのプレーは、常にタフだ。より厳しくマークされる。私は、選手は経験を得るため、より成長するためにヨーロッパに行くべきだと思っている」

経済成長著しいブラジルでは、これまでのように中心選手をヨーロッパのクラブに放出する必要がなくなり、ヴァグネル・ラブやロナウジーニョのようなブラジル代表選手が続々と戻ってきている。

ただリーグの守備力はヨーロッパ並みとは言えず、ブラジルにとどまることがネイマールの成長を遅らせることにつながってしまうのではないかと危惧されている。ドゥンガ氏は、7月に開幕するロンドン五輪は、ネイマールにとって良い機会になると話した。

「ロンドン五輪は、彼のポテンシャルを確認する最高の機会だろう」

ドゥンガ氏は、ロンドン五輪でブラジルが金メダルを勝ち取ると確信しているようだ。

「これまではほとんど準備期間がなかったが、今回はより周到に準備されている。ネイマール、ルーカス、(レアンドロ・)ダミアンは本当に鍵を握る選手だ。オスカールもそうだ。彼らは国内だけでなく、コパ・リベルタドーレス杯やヨーロッパでも大きな仕事ができる」

「アルゼンチンが出場しないアドバンテージを生かさなければいけない。ホームで戦うイギリス代表が優位になるだろうね。しかしメダルを勝ち取る大きなチャンスがある」

2010年W杯からフリーの状態が続いているドゥンガ氏は、自身の将来についてもコメントしてくれた。

「ブラジルで落ち着いて、リラックスしているよ。良いオファーをもらえれば、話を聞くつもりだ。世界のどこで監督をするかは問題ではない。サッカーを愛しているし、サッカーの仕事は面白いんだ」


提供:goal.com

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