一時は同点もミラクルは起きず…《ユーロ2012》

2012.06.23 05:57 Sat
▽ユーロ2012準々決勝のドイツvsギリシャが22日に行われ、4-2でギリシャが敗戦した。グループAを2位通過したギリシャが、死のグループBを首位通過したドイツと対戦した一戦。主将のカラグーニス[写真]が出場停止となったため、マコスを中盤に配置する「4-2-3-1」の守備的な布陣で挑んだギリシャ。立ち上がりこそ、ドイツの攻勢の前に苦しみピンチを迎えたギリシャだったが、徐々に守り慣れし膠着状態に持ち込んでいく。そして何度かカウンターから1トップのサルピンギディスが抜け出すが、ノイアーの飛び出しに防がれるなどシュートには持ち込めない。すると39分、ラームにミドルシュートを決められてドイツに先制され、前半を0-1で終えた。

▽後半からゲカスとフォタキスを同時投入したギリシャだったが、自陣に引いてカウンターを狙うものの、ドイツの守備を脅かすような攻撃を仕掛けられない。しかし10分、カウンターからサルピンギディスが抜け出し、右サイドから正確なクロスを入れると、これをサマラスが押し込んで同点とした。ところが16分、ヘディラにボレーシュートを叩き込まれて勝ち越しを許すと、23分にはFKからクローゼにヘディングシュートを叩き込まれてしまう。さらに、29分にはロイスにもゴールを許し、万事休す。その後、PKでサルピンギディスが1点を返したものの、優勝候補ドイツの前に実力差を見せ付けられたギリシャは、準々決勝で敗退した。

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