復調を見せた攻撃陣の活躍でフランスが、開催国に完勝!《ユーロ2012》

2012.06.16 03:54 Sat
▽ユーロ2012グループD第2節のウクライナvsフランスが15日に行われ、フランスが0-2で勝利した。イングランドとの初戦を勝ち切れずにドローで終えたフランスが、スウェーデンを破りグループDの首位に立つ開催国ウクライナに臨んだ一戦。開始5分に雷雨の影響で中断となる異例の状況となった試合は、1時間ほどの中断を挟んで再スタートを切った。この中断により選手の集中力が懸念されたものの、再開直後から両チームの選手は集中したプレーを披露。しかし、地力に勝るフランスは、17分と28分にメネーズ[写真手前]が立て続けに決定機を迎えるなど試合の主導権を掌握。しかし、守勢に回ったウクライナも得意のカウンターからシェフチェンコがあわやゴールという場面を作るなど、拮抗した展開で試合は折り返すこととなった。

▽迎えた後半序盤も前半に引き続きオープンな展開となった。すると、8分にこの試合再三の決定機を逸していたメネーズが、ベンゼマ[写真奥]のアシストからゴール右隅に左足のシュートを突き刺し、フランスが先制に成功。さらに、このゴールで勢いに乗るフランスは、続く11分にも人数を掛けた攻撃からベンゼマのスルーパスに抜け出したキャバイエが追加点を奪った。何とか追いつきたいウクライナは、後半開始と同時に投入したデビッチを起点にヤルモレンコやシェフチェンコが決定機を迎えるも、これをゴールに結び付けることはできず。その後、エムビラやジルーといった控え選手に出場機会を与えるなど余裕の采配を見せたフランスが、開催国相手に見事な完勝を収めた。

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