4ゴールを奪ったロシアが、チェコに貫禄の快勝!!《ユーロ2012》

▽ユーロ2012グループA第1節のロシアvsチェコが8日に行われ、4-1でロシアが勝利した。前回大会ベスト4と見事にダークホースを演じたロシアが、2大会連続の決勝トーナメント出場を目指しチェコとの初戦に臨んだ。試合序盤は中盤でボールをつなぎ、再三ロシアゴールに迫ったチェコが、ペースを掴んだかに思われた。しかし、前半15分にロシアは、右サイドを抜け出したジリャノフのクロスにケルジャコフがヘディングであわせ、バーに直撃したこぼれ球をジャゴエフが押し込み先制に成功する。さらに勢いに乗ったロシアは、24分にもアルシャビンのスルーパスに走り込んだシロコフが巧みなチップシュートで追加点を挙げた。その後は、お互い中盤でのボール争いが激しくなり、決定機があまり生まれないまま前半終了を迎えた。

▽しかし、迎えた後半開始早々の7分に試合は動きを見せる。プラシールのスルーパスに抜け出したピラルが、GKをかわし無人のゴールへシュートを流し込み、チェコが1点を返す。このゴールで息を吹き返したチェコは、その後もチャンスを作るも決定力を欠き、同点に追いつくことができない。すると、28分にパブリュチェンコ[写真]を投入し、攻勢を増したロシアに続けざまにゴールが生まれる。まずは34分、パブリュチェンコのパスを受けたペナルティエリア手前で受けたジャゴエフが豪快な右足のシュートを蹴り込み、この日2点目となるゴールを奪う。直後の37分にはペナルティエリア内で巧みな切り返しからDFをかわしたパブリュチェンコが左隅にシュートを突き刺し、試合を決める4点目を奪った。その後、相手の反撃をきっちり凌いだロシアが、大事な初戦で見事な快勝を収めた。