スウェーデンが苦しみながら勝利も、ウクライナは不安を残す敗戦…《国際親善試合》

▽国際親善試合のスウェーデンvsセルビアが5日に行われ、2-1でスウェーデンが勝利した。ユーロ本大会前最後のテストマッチを勝利で飾りたいスウェーデンは、エースのイブラヒモビッチ[写真]をトップ下に敷く布陣でこの試合に臨んだ。前半序盤からスウェーデンはセルビアに再三シュートを浴びるも、失点は許さずに凌いでいった。すると、前半23分にCKを相手GKがファンブルし、こぼれたボールをトイボネンが押し込み、スウェーデンが先制に成功。しかし、スウェーデンは直後の27分にCKからスボティッチにヘディングシュートを決められ、試合を振り出しに戻されてしまう。その後もセルビアの激しいプレッシャーに苦しみ、チャンスなく前半を終えた。しかし、迎えた後半早々の7分にスウェーデンは、トイボネンがペナルティエリア内で倒され得たPKをイブラヒモビッチが落ち着いて決め、早い時間に勝ち越しに成功する。その後は、再び守備に追われる場面も見せたものの、最後まで1点を守りきりユーロ本大会前の最後の試合を見事に勝利した。

▽また、同日に行われたトルコvsウクライナは2-0でトルコが勝利した。試合は序盤から主導権を握られたウクライナが,前半30分に右サイドを崩されて入れられたクロスをジャネルに流し込まれ、先制点を奪われた。迎えた後半、ウクライナはエースのシェフチェンコを投入し、巻き返しを図る。しかし、後半20分にペクテメクに追加点を奪われ、点差を2点に広げられてしまった。その後、シェフチェンコがバー直撃のシュートを放つなど惜しい場面を作ったウクライナだったが、最後までゴールを奪えないまま試合終了。ユーロ本大会に向けて不安を残す敗戦を喫した。