審判が選手を蹴ってレッドカード…3年前の珍事に再脚光「近年のサッカー界で最も衝撃的な瞬間の1つ」
2021.01.14 19:30 Thu
今から3年前の2018年1月14日、フランスで前代未聞の出来事が起きた。舞台となったのはリーグ・アン第20節のナントvsパリ・サンジェルマン(PSG)の一戦。後半アディショナルタイムにPSGがカウンターのチャンスを作ると、前線に上がっていたナントのブラジル代表DFジエゴ・カルロス(現セビージャ)が自陣に戻る際、トニー・チャプロン主審と衝突し、主審はピッチに転倒。すると、すぐさまジエゴ・カルロスの足を蹴って止め、さらに同選手に2枚目のイエローカードを提示し、退場処分を言い渡していた。
主審のまさかの暴挙はSNS上でも拡散され、その後ジエゴ・カルロスのカードは取り消され、チャプロン氏は6カ月の出場停止処分を受けていた。元々そのシーズン限りでの審判引退を明言していたチャプロン氏はそのまま審判生活を終えることとなった。
チャプロン氏は引退後、イギリス『BBC』に出演し、当時のことを振り返っている。
「彼を蹴りたい訳ではなかった。残念だ。私はあの試合、あの状況でキャリアが終わってしまった。審判として1500試合を務めた後に、あの瞬間の反射的な反応で終わってしまった。受け入れるのは難しかった。私も人間だ。苦痛だったし、疲れた。あれは攻撃的なものではなかった」
「2006年のW杯決勝で(ジネディーヌ・)ジダンがヘッドバットをした時のことを思い出してほしい。彼は素晴らしい選手で、何年もの間、世界最高の選手のひとりだっただろう。私の時と比べるなら、ジダンの時の(世間の)リアクションはさほど大きくなかった」
反射的な行動に対し、あまりにも処分やバッシングが厳しいと明かしていたチャプロン氏だが、イギリス『SPORTbible』も「近年のサッカー界で最も衝撃的な瞬間の1つ」として改めてこの出来事を取り上げており、その反響は今なお大きいようだ。
主審のまさかの暴挙はSNS上でも拡散され、その後ジエゴ・カルロスのカードは取り消され、チャプロン氏は6カ月の出場停止処分を受けていた。元々そのシーズン限りでの審判引退を明言していたチャプロン氏はそのまま審判生活を終えることとなった。
「彼を蹴りたい訳ではなかった。残念だ。私はあの試合、あの状況でキャリアが終わってしまった。審判として1500試合を務めた後に、あの瞬間の反射的な反応で終わってしまった。受け入れるのは難しかった。私も人間だ。苦痛だったし、疲れた。あれは攻撃的なものではなかった」
「私は倒れた。誰かに押されて、反射的に足を出した。実際、選手や監督たちの反応は『OK、彼はミスを犯した、それがどうした?』というものだった。だが、メディアやSNSが大事件にした。審判はああいう行為はすべきではないからね。それには私も同意するし、謝罪する」
「2006年のW杯決勝で(ジネディーヌ・)ジダンがヘッドバットをした時のことを思い出してほしい。彼は素晴らしい選手で、何年もの間、世界最高の選手のひとりだっただろう。私の時と比べるなら、ジダンの時の(世間の)リアクションはさほど大きくなかった」
反射的な行動に対し、あまりにも処分やバッシングが厳しいと明かしていたチャプロン氏だが、イギリス『SPORTbible』も「近年のサッカー界で最も衝撃的な瞬間の1つ」として改めてこの出来事を取り上げており、その反響は今なお大きいようだ。
◆審判が選手を蹴ってレッドカードを提示する珍事
Referee Tony Chapron kicks out at Nantes' Diego Carlos and then sends him off against PSG. Madness in Ligue 1 pic.twitter.com/w1A9G99mm4
— The Sun Football (@TheSunFootball) January 15, 2018
ジエゴの関連記事
明治安田J1第5節、アルビレックス新潟vs柏レイソルが30日にデンカビッグスワンスタジアムで行われ、1-1の引き分けに終わった。
代表ウイークを挟んで2週間ぶりに迎えるJ1。ともに2勝1分け1敗で迎える7位新潟と8位柏。新潟は、オーストラリア代表として2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦ったトー
2024.03.30 16:06 Sat
リーグ・アンの関連記事
|
|
ジエゴの人気記事ランキング
1
【Jリーグ出場停止情報】最下位・磐田はリカルド・グラッサと大津祐樹が次節欠場
Jリーグは19日、最新の出場停止選手情報を発表した。 明治安田生命J1リーグからは5選手が処分対象に。ヴィッセル神戸戦での退場により鹿島アントラーズDFキム・ミンテ、累積警告によりジュビロ磐田のDFリカルド・グラッサとFW大津祐樹、サガン鳥栖DFジエゴが次節欠場となる。 現在、4連敗中で最下位に沈む磐田は、攻守の主力を欠く形で次節12位の湘南ベルマーレ戦を戦うことになる。 なお、名古屋グランパスのDF吉田豊は16日開催予定だった第22節の川崎フロンターレ戦が中止となったため、第23節の北海道コンサドーレ札幌戦にサスペンションが適用される。 そのほか、J2リーグからは3選手、J3リーグは2選手が出場停止に。なお、東京ヴェルディのDF深澤大輝、Y.S.C.C.横浜のMF菊谷篤資に関しては前節が中止となったため、前述の吉田同様に次節にサスペンションが適用される。 【明治安田生命J1リーグ】 DFキム・ミンテ(鹿島アントラーズ) 第23節 vs横浜F・マリノス(7/30) 今回の停止:1試合停止 FW大津祐樹(ジュビロ磐田) 第23節 vs湘南ベルマーレ(7/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFリカルド・グラッサ(ジュビロ磐田) 第23節 vs湘南ベルマーレ(7/30) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF吉田豊(名古屋グランパス) 第23節 vs北海道コンサドーレ札幌(7/30) 今回の停止:1試合停止 DFジエゴ(サガン鳥栖) 第23節 vs清水エスパルス(7/31) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J2リーグ】 DF千田海人(ブラウブリッツ秋田) 第28節 vs大宮アルディージャ(7/23) 今回の停止:1試合停止 DF鈴木海音(栃木SC) 第28節 vsレノファ山口FC(7/23) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF深澤大輝(東京ヴェルディ) 第28節 vs横浜FC(7/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田生命J3リーグ】 MF菊谷篤資(Y.S.C.C.横浜) 第18節 vsカターレ富山(7/24) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 2022.07.20 00:13 Wed2
「アストン・ビラにとって正しいこと」、主将はく奪のミングスが大人な対応
アストン・ビラのイングランド代表DFタイロン・ミングスが、キャプテン交代を受け、自身の見解を示した。 2019年1月にボーンマスから当時チャンピオンシップ(イングランド2部)にいたビラにレンタル加入したミングス。最終ラインの主力としてプレミアリーグ昇格に貢献すると、翌シーズンに完全移籍へ移行。直近3シーズンではリーグ戦30試合以上に出場するなど、ディフェンスリーダーとして活躍し、昨夏にはイングランド代表MFジャック・グリーリッシュのマンチェスター・シティ移籍に伴い、新キャプテンに任命されていた。 しかし、昨シーズン途中からビラの指揮官に就任したスティーブン・ジェラード監督は、自身初のフルシーズンに向け、新たなチーム人事を発表。 その発表ではスコットランド代表MFジョン・マッギンが新キャプテンに任命されたほか、アルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが副キャプテン、元イングランド代表DFアシュリー・ヤングが第3キャプテンに指名され、ミングスはわずか1年でリーダーグループから完全に外される形となった。 ジェラード監督はこの人事発表に際して、「ジョン(・マッギン)はピッチ上でのパフォーマンスと、トレーニングでの姿勢や取り組み方を通じて、キャプテンを務める準備ができていることを証明してくれた。彼はドレッシングルームの人気者で、自分自身に高い基準と期待をかけている」、「エミ(マルティネス)はチームのシニアメンバーからリスペクトを示される存在であり、アシュリー・ヤングはその経験が物語るように、トップチームの完璧なアンバサダーだ」と、説明している。 一方で、キャプテンはく奪の形となったミングスに対しては、「当然、タイロン・ミングスとも話し合い、この決断を下した理由を説明した。そして何より、キャプテンとしての責任を持たないことで、タイロンが自分のプレーに集中でき、彼にとってもチームにとってもプラスになると信じている」とコメント。セビージャからブラジル人DFジエゴ・カルロスが加入したことで、暗にポジションが安泰ではないことを示唆している。 今回のキャプテン交代に関してはビラサポーターの間でも賛否両論があり、前キャプテンを信頼する一部サポーターからは指揮官の今回の決定を不服とする意見も挙がっている。 そういった中、当事者であるミングスは自身の公式ツイッターを通じて、「アストン・ビラにとって正しいこと」と、指揮官の決定を全面的に支持している。 「僕にとって、これはジョンや自分についてではなく、アストン・ビラにとって正しいことなんだ」 「僕自身、監督の決定に全く問題を感じていない。もちろん、このチームを(キャプテンとして)率いるのが大好きだった。それでも、ジョン・マッギンを知っている人なら誰でも、彼がどれほど影響力があるかを知っていると思うし、彼というキャプテンの下でプレーすることは名誉なことだよ」 昨シーズンは時おり不安定なパフォーマンスは見受けられたものの、イングランド代表にも定期的に招集され、本来であればチームの顔の一人といっても過言ではない立場にあるミングス。 今回の指揮官の決定は間違いなく受け入れがたい部分があると思われるが、チームや同僚を優先する献身的な姿勢を評価したい。 2022.07.28 15:23 Thu3
