選手の年俸3分の1減額で合意…イタリア選手会会長が怒りを露わに

2020.04.07 13:38 Tue
Getty Images
イタリアのサッカー選手会(AIC)のダミアーノ・トンマージ会長がレガ・セリエAの決定に怒りを露わにした。

レガ・セリエAは6日、シーズンがこのまま終了した場合、セリエAの19クラブに所属する選手たちが年俸の3分の1を減額することで合意したことを発表した。ただ、シーズンが再開された場合には6分の1の減額に留まり、ユベントスは既に3月から6月分の給与、計9000万ユーロ(約10億6000万円)をカットすることで合意していたため適用外となる。

しかし、この決定に対し、トンマージ会長はAICの公式サイトで声明を発表。選手にだけ負担をかけようとするリーグの判断を非難した。
「もし、セリエAのクラブが賃金を払えないと言うために直接会わなければならない場合、実際に選手と向かい合った時は、個々のクラブが合意を求めるだろう。それは非常に心配だ」

「(リオネル・)メッシも言っていたが、私はこの行動の背後にあるビジネスロジックが理解できない。ショーの主役である選手たちを闇に押しやることになってしまう。ほとんどすべての選手がこの危機を乗り越えようとクラブと今話し合っている最中なのに。気が狂っているよ」

また、副会長のウンベルト・カルカーノ氏も「恥ずかしくて許されない提案だ」とリーグの決定を非難した。
「危機によって引き起こされたいかなる損害に関して、選手だけに支払ってもらおうとする兆候は明らかだ。リーグのプレスリリースに関連する部分は、チームが個々の選手と契約の変更について交渉することを期待しているという声明だ」

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