QF1stレグは全てアウェイが勝利!連覇目指すバルセロナは決定力欠きながらもパラジュエロの決勝点で敵地先勝【UWCL】

2024.03.21 15:50 Thu
それぞれ決勝点を挙げたバルセロナのパラジュエロ(左)と、PSGのチャウィンガ(右)
Getty Images
それぞれ決勝点を挙げたバルセロナのパラジュエロ(左)と、PSGのチャウィンガ(右)
20日、女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準々決勝1stレグが各地で行われ、バルセロナパリ・サンジェルマン(PSG)がそれぞれアウェイで先勝した。SKブランの本拠地、ノルウェーのオサネ・アリーナに乗り込んだ昨季王者のバルセロナは、序盤からシュートの雨を浴びせ、サインプレーを用いた左CKから、早々の9分に試合を動かす。
母国帰還のノルウェー女子代表FWキャロライン・グラハム・ハンセンがショートコーナーを使ってボックス左角まで運ぶと、さらにパトリシア・ギハロとのワンツーも使ってSKブラン守備陣を手玉に取り、ボックス内へ。右足でのシュートは相手に当たってコースが変わり、ネットを揺らした。

幸先よく先制したバルセロナは、その後も幾度となく好機を迎えたが、精度の欠落と相手GKの好守連発もあって追加点を奪えずにいると、39分に同点ゴールを許す。

SKブランはシンプルな縦パスで左サイド深い位置まで侵入し、ジャスティン・キエランが折り返すと、ファーへ流れたクロスを角度のない位置からキャプテンのセシリエ・クヴァンメが蹴り込んだ。
追い付かれたバルセロナは、前半のアディショナルタイムにもFKからのイレーナ・パレデスのシュートもクロスバーに嫌われるなど、攻勢ながらもゴールが遠かったが、折り返しての72分にようやく勝ち越しに成功する。

右サイドのボール回しからグラハム・ハンセンの斜めのパスでアイタナ・ボンマティが右ポケットを取り、折り返しを受けたサルマ・パラジュエロが反転からの左足シュート。左隅へと流し込んだ。

バルセロナは終了間際のボンマティのミドルもクロスバーを叩くなど、34本のシュートを記録しながらさらなる加点こそならなかったが、成長著しい20歳FWの一振りで、敵地戦を勝利で飾っている。

また、スウェーデンのヒシンゲン・アリーナで行われたヘッケンvsPSGは2-1でPSGが勝利を収めた。

PSGは今冬に加入の21歳DF、エヴァ・ガエティーノのプロ初ゴールでセットプレーから23分に試合を動かすが、ヘッケンも42分、ローザ・カファジがPKを止められながらも、セカンドボールを自ら押し込んで同点とする。

勝ち越しゴールが生まれたのは74分、PSGはヘッケンのクロスをキャッチしたGKカタジナ・カイドリネックが即座にサンディ・ボルティモアへ預けてカウンターへ転じると、自陣から長い距離を持ち運んだボルティモアは右へ展開し、アマリー・ヴァンスガードが柔らかいクロス。ファーストターゲットには合わなかったが、流れた位置でフリーとなっていたタバサ・チャウィンガが難なく決め、これが決勝点となった。

なお、2ndレグは27日と28日に、それぞれ2試合ずつ開催される。

◆UEFA女子チャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ
▽3月20日
ヘッケン 1-2 パリ・サンジェルマン
SKブラン 1-2 バルセロナ

▽3月19日
アヤックス 0-3 チェルシー
ベンフィカ 1-2 リヨン

◆準々決勝2ndレグ
▽3月27日
リヨン vs ベンフィカ
チェルシー vs アヤックス

▽3月28日
バルセロナ vs SKブラン
パリ・サンジェルマン vs ヘッケン

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昨季女王バルセロナが大勝白星発進!バロンドーラー2人がドブレーテにアフリカの星がダメ押しバイシクル【UWCL】

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25日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の決勝が行われ、バルセロナがリヨンを2-0で下し見事に3連覇を達成。今シーズンは4冠となった。 サン・マメスで行われた試合。3連覇が懸かるバルセロナは、最多8度の優勝を誇るリヨンと対戦した。 ハイレベルな戦いとなった試合はこう着状態のままゴールレスで展開。立ち上がりからバルセロナが積極的にゴールに迫っていくが、なかなかゴールが生まれず、リヨンがなんとか凌ぐ展開となる。 後半に入ってもなかなかゴールが生まれなかったが、リヨンが徐々にペースを取り戻すことに。セットプレー含めてバルセロナゴールに迫るが先にスコアを打とかしたのはバルセロナだった。 63分、マリオナ・カルデンテイのパスを受けたアイタナ・ボンマティがボックス内左を仕掛けると、角度のないところからニアにシュート。相手DFにディフレクトしたボールがGKの上を抜き、バルセロナが先制する。 先制したバルセロナはカウンターで追加点を目指すことに。それでもリヨンは体を張った守備を見せて追加点を許さない。 1点をリードしていたバルセロナは後半アディショナルタイム2分にアレクシア・プテジャスを投入。するとアディショナルタイム5分、ボックス内左からのクラウディア・ピナの折り返しを、プテジャスがダイレクトで蹴り込み試合を決め切った。 役者が揃ったバルセロナが2-0でリヨンを下して3連覇を達成。今シーズンはリーガF、コパ・デ・ラ・レイナ、スーペル・コパと共に4つのタイトルを手にして終了した。 <span class="paragraph-title">【動画】現代の最強チーム! バルサが最多優勝リヨンを下し、女子CL3連覇達成</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ERRbovFJNA4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.26 15:15 Sun

フランス勢対決はリヨンに軍配! PSGとの準決勝を制し、バルセロナの待つ決勝進出【UWCL】

28日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝2ndレグが行われ、パリ・サンジェルマン(PSG)とリヨンが対戦した。 フランス勢同士の決勝進出を懸けた戦い、1stレグはリヨンが3-2で勝利していた。 試合は開始3分に動く。リヨンはCKを獲得すると、右CKからショートカウンター。パスを受けたセルマ・バシャがボックス手前から左足シュート。ニアサイドの低いコースに見事に吸い込まれ先制する。 リヨンが先にスコアを動かし2戦合計2-4となった中、41分にPSGが反撃。ボックス手前左でパスを受けたタバサ・チャウィンガがボックス内に持ち込み左足シュート。ブロックに入ったDFの股を抜いたシュートが決まり、PSGが1点差に再び戻す。 1-1で迎えた後半、52分にリヨンはビッグチャンス。GKからのロングフィードに抜け出したメルキー・デュモーネイがGKコンスタンス・ピコーと一対一になるがセーブされる。こぼれ球を拾ってもう一度シュートもDFがブロック。こぼれ球を拾ったリンジー・ホランがボックス内でシュートも、枠を捉えられない。 その後もリヨンが押し込む展開となる。65分には波状攻撃を受けるが、PSGのGKピコーが素晴らしいセーブを見せる。 それでも81分、リヨンは右サイドを崩すと、ヴィッキー・ベチョのクロスを後方から猛然と走り込んだアメル・マイリが落とし、最後はデュモーネイが決めて、リヨンがリードを広げる。 PSGは最後まで逆転を目指して攻め込むが、そのまま試合終了。1-2でリヨンが制し、2戦合計3-5でリヨンが決勝進出。バルセロナと頂点を目指して決勝で対戦する。 パリ・サンジェルマン 1-2(AGG:3-5) リヨン 0-1:3分 セルマ・バシャ(リヨン) 1-1:41分 タバサ・チャウィンガ(PSG) 1-2:81分 メルキー・デュモーネイ(リヨン) <span class="paragraph-title">【動画】フランス勢同士の決勝を懸けた戦いはリヨンに軍配!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YGhqtvO4PBQ";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.29 18:20 Mon

バルセロナがチェルシーに逆転勝利で連覇に王手! ボンマティが1ゴール&PK獲得で勝利に貢献【UWCL】

27日、UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の準決勝2ndレグが行われた。 1stレグをアウェイで戦ったチェルシーはバルセロナを相手に0-1で勝利。アドバンテージを持ってホームゲームを迎えた。 一方で、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指すバルセロナ。試合は勝利が必要なバルセロナペースに。22分、CKの流れからチャンスを迎えるが、これはゴールにつながらない。それでも25分、ボックス手前でパスを受けたアイタナ・ボンマティが細かいステップから右足を振ると、ディフレクトしたシュートがネットを揺らし、バルセロナが先制する。 早い時間帯で2戦合計で追いついたバルセロナ。追いつかれたチェルシーはペースを上げて攻め込んでいくが、バルセロナの堅い守備の前ゴールを奪えない。36分にはカタリナ・マカリオがボールコントロールから左足ボレーも、GKのセーブに遭う。 前半をバルセロナのリードで迎えた中、後半はチェルシーが先にチャンス。57分には左サイドをアシュリー・ローレンスが仕掛けると、シェーケ・ニュスケンがボックス内でシュートを打つが、右ポストに嫌われる。 ゴールが遠いチェルシー。対するバルセロナも、なかなか良い形でチャンスを迎えられない。すると59分にチェルシーにアクシデント。カデイシャ・ブキャナンがパトリシア・ギハーロの足を踏んでしいまい2枚目のイエローカードをもらい退場処分に。チェルシーは数的不利での戦いとなる。 バルセロナはこの状況を生かしてボックス付近でのプレーが増え攻め込む状態に。チェルシーはそれでも粘りを見せていたが、72分にスルーパスに抜け出たボンマティが倒され、バルセロナはPKを獲得。これをフリドリーナ・ロルフォがしっかりと決めてバルセロナが勝ち越しに成功。そのまま試合は終了し、0-2でバルセロナが勝利。2戦合計1-2となり、バルセロナが逆転で決勝に進出した。 チェルシーはエマ・ヘイズ監督にとっての最後のシーズンだったが、これでUWCL制覇の夢は潰えてしまった。 チェルシー 0-2(AGG:1-2) バルセロナ 0-1:25分 アイタナ・ボンマティ(バルセロナ) 0-2:75分 フリドリーナ・ロルフォ(バルセロナ) <span class="paragraph-title">【動画】チェルシーとバルセロナの激闘! 王者・バルサが逆転勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6vGSpbbgoek";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.28 22:35 Sun

策的中のチェルシーが歴史的先勝!バルセロナはホームで5年ぶり黒星…フランス勢対決はリヨンがPSGを大逆転【UWCL】

20日、UEFA女子チャンピオンズリーグ準決勝1stレグの2試合が各地で行われ、チェルシーとリヨンが先勝した。 チェルシーは前回王者バルセロナの敵地に乗り込み、エリン・カスバートのゴールで1-0と勝利を収めた。なお、なでしこジャパンのFW浜野まいかはメンバー外だった。 37分、チェルシーは左の深い位置で押し込み、シェーケ・ニュスケンがボックス左でタメを作って中央へ。受けたスコットランド女子代表MFは、ボディフェイントで対峙相手をかわしての右足フィニッシュを叩き込んだ。 バルセロナは51分、パトリシア・ギハーロのシュートをブロックしたカデイシャ・ブキャナンのハンドを誘発し、PKを獲得する。だが、VARからの進言とオンフィールドレビュー(OFR)の結果、ブキャナンにマークされていたサルマ・パラジュエロがオフサイドポジションで、ブロック対象者への影響があったと判断されてPKは取り消された。 バルセロナがホームでの公式戦で敗れたのは2019年2月以来5年ぶり。枠内シュートも1本に抑えられ、2022年4月以来の無得点試合にもなった。 また、データサイト『Opta』によれば、イングランドのチームがUWCL準決勝1stレグで勝利したのは、15回目にして初のとのこと。5バックで堅牢な守備を敷くエマ・ヘイズ監督の策がはまった。 また、準決勝のもう1試合、フランス勢対決となったリヨンvsパリ・サンジェルマン(PSG)は、マリー・アントワネット・カトトの2ゴールでPSGが先行したが、歴代最多8度の優勝を誇るリヨンの意地が勝り、80分以降に3点を奪っての逆転勝ちを収めている。 運命の2ndレグは、チェルシーvsバルセロナが27日にスタンフォード・ブリッジで、PSGvsリヨンが28日にパルク・デ・プランスにて行われる。 ◆UWCL準決勝1stレグ バルセロナ 0-1 チェルシー リヨン 3-2 PSG <span class="paragraph-title">【動画】キャプテンの一撃でチェルシーがバルセロナに歴史的勝利</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="tNozOYWYDcU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】リヨンが2点差をひっくり返しPSGに先勝</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="AcouKtu1YSA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.21 21:00 Sun

フランス女子のエースFWル・ソマーがヒザの手術…UWCLのPSGは欠場、パリ五輪も不安視

オリンピック・リヨンの(34)がヒザの手術を受けることとなった。 リヨンで史上初のクラブ通算300ゴールを到達し、代表でのゴール数も歴代最多の「93」を数えるフランスを代表するストライカーであるル・ソマー。コリーヌ・ディアクル前監督時代は不遇を受けたが、エルヴェ・ルナール監督の要望により代表復帰も果たし、代表キャップ数は200まで10を切るところまで来ている。 だが、9日に行われた女子欧州選手権(ユーロ)2025予選のグループステージ第2節スウェーデン女子代表戦では、58分に相手選手と激しいコンタクトの結果、右ヒザを痛めてプレー続行不可能に。62分にピッチを後にしていた。 フランス『RMCスポーツ』などによれば、この影響でル・ソマーはヒザの手術を受けることになったとのこと。リーグ戦再開を前に前日会見に臨んだ、所属リヨンのソニア・ボンパストル監督が明かした。 欠場は「数週間」とのことだが、14日のリーグ戦はもちろんのこと、20日に行われる女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準決勝第1戦、パリ・サンジェルマン(PSG)も離脱となる見込み。 ボンパストル監督いわく「十字じん帯損傷ではない」とのことだが、パリ・オリンピックも迫る時期だけに、リヨンだけでなくフランスにとっても気がかりとなっている。 <span class="paragraph-title">【動画】300ゴール到達のル・ソマーを祝福するリヨンのドキュメント</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="KFjUvLyfQik";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.13 21:50 Sat

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