E・ダイアーが観客席に特攻してサポーターと一悶着…何があった?

2020.03.05 10:50 Thu
Getty Images
トッテナムに所属するイングランド代表MFエリック・ダイアーが一部サポーターと衝突した。イギリス『サン』が報じた。トッテナムは4日にFAカップ5回戦に臨み、敵地でノリッジ・シティと対戦すると、120分間を戦い、1-1で決着がつかず、PKに突入。MFエリク・ラメラ、FWトロイ・パロット、MFジェジソン・フェルナンデスが失敗して、PKスコア2-3でベスト8進出を逃してしまった。
この試合後、騒動が起きた。センターバックの一角としてフルマッチを戦ったE・ダイアーはピッチから何かに気がつき、観客席へ。警備員の制止に遭いながら一部サポーターと口論を転じた。

ジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、「FAカップを象徴する素晴らしい試合の後だが、この質問から逃げられない」と述べ、見解を示すとともに、その理由をこう明かしたという。

「エリック・ダイアーの行動はプロフェッショナルを欠いたものだが、おそらく誰しもが同じことをする。誰かが自分の家族、特に自分の弟を侮辱してきたらね」
「エリックは侮辱を受けた。彼の弟やエリックは不当を感じたのだ。しかしながら、我々はプロフェッショナルとして、彼の振る舞いを認めるわけにはいかない」

「クラブがエリック・ダイアーを規律違反として咎めるのなら、私は同意しない。しかし、彼の行動は間違いだ」

モウリーニョ監督からそう真相が明らかにされたE・ダイアーとファンのいざこざ。イングランドサッカー協会(FA)の調査対象となるという今回の一件だが、どのような決定が下されるか。

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デ・リフトにユナイテッド注視! 現在の本人はユーロ意識も「何が起こるか見守りたい」

バイエルンのオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)が去就に言及した。 アヤックスでのブレイクからユベントスでのプレーを挟み、2022年夏からバイエルンに移ったデ・リフト。今季はキム・ミンジェ&ダヨ・ウパメカノのコンビに遅れをとったが、シーズンが進むにつれ、エリック・ダイアーを相棒に序列を高め、公式戦30試合の出場数をマークした。 だが、シーズン中から移籍話がつきまとい、バイエルンはヴァンサン・コンパニ新体制の来季に向け、つい先日にシュツットガルトから伊藤洋輝を獲得。さらに、レバークーゼンからもヨナタン・ターの獲得が濃厚視されており、センターバック陣のテコ入れが活発化している。 ドイツ『スカイ』によると、そのバイエルンは2027年夏まで契約を残すデ・リフトに関して、適切なオファーがあれば放出しうるといい、今季を通じてセンターバックの固定に苦しみ続け、今夏の補強を目指すマンチェスター・ユナイテッドが注視しているという。 続投見通しのエリク・テン・ハグ監督にとってアヤックス時代の教え子であり、今もお気に入りの選手ということで、ユナイテッドから視線が注がれるなか、デ・リフト本人も13日に代表先でその件に口を開いたようだ。 「新しい監督(新たにバイエルンを指揮するヴァンサン・コンパニ氏)との話はまだだ。でも、ユーロ中だし、当たり前さ。今はユーロを戦っていて、それが一番大事。僕はそこに全神経を集中させている」 そうユーロ2024の戦いに意識を向けたデ・リフトだが、「バイエルンでの2年にはすごく満足している。今はユーロに集中しているけど、その後は何が起こるか見守りたい」とも語ったという。 2024.06.14 12:15 Fri

トッテナムが4選手の退団を発表! レンタル中のダイアー、ペリシッチ、タンガンガにセセニョンも契約満了

トッテナムは5日、2023-24シーズン限りでの4選手の退団を発表した。 今回発表されたのは、イングランド代表MFエリック・ダイアー(30)、クロアチア代表FWイバン・ペリシッチ(35)、DFライアン・セセニョン(24)、DFジャフェット・タンガンガ(25)となった。 ダイアーは、2014年7月にスポルティングCPから完全移籍で加入。今年1月にバイエルンへとレンタル移籍するまで9年半在籍した。 公式戦通算365試合に出場し13ゴールを記録。しかし、今シーズンはアンジェ・ポステコグルー監督の下で出番に恵まれずバイエルンへとレンタル移籍。ブンデスリーガで15試合、チャンピオンズリーグ(CL)で5試合に出場していた。そのままバイエルンにフリーで加入することになる。 ペリシッチは、2022年7月にインテルから完全移籍で加入。1年目は公式戦44試合に出場し1ゴールを記録したが、今シーズンは開幕から5試合で起用されるもその後は負傷離脱。1月に出番を求め、母国のハイドゥク・スプリトへレンタル移籍していた。 セセニョンは2019年8月にフルアムから完全移籍で加入。スピードを武器とした左サイドバックとして大きな期待が寄せられていた。 しかし、2020年10月からはホッフェンハイムへとレンタル移籍。その後はトッテナムでプレーを続けたが、4シーズンで公式戦57試合に出場し3ゴールに終わり、今季はケガでプレミアリーグでのプレーはなかった。 タンガンガはトッテナムのアカデミー育ちで、2020年1月にファーストチームに昇格。今シーズンはアウグスブルク、そしてミルウォールと武者修行が続いた。 センターバックと右サイドバックでプレーできる中、2シーズン半分で公式戦50試合の出場に終わった。 また、U-21のDFチャーリー・セイヤーズ(20)、MFビリー・ヒープス(19)も退団。U-18のMFキーラン・モーガン(18)、MFハン・ウィルホフト・キング(18)も退団する。 2024.06.05 17:59 Wed

バイエルンがジョン・ストーンズを調査か シティで序列が安定しない29歳

バイエルンがマンチェスター・シティのイングランド代表DFジョン・ストーンズ(29)を調査か。 28日で30歳を迎えるストーンズ。シティでプレミアリーグ優勝6回、FAカップ優勝2回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝1回を誇り、A代表通算71キャップ、2度のワールドカップ(W杯)を戦ったセンターバックだ。 ジョゼップ・グアルディオラ監督の下では、最終ラインならどこでもこなし、ボランチも苦にしない適応力、そしてボールを扱う技術が光る。これらを踏まえて重要な存在なのは間違いないが、いかんせん序列は高くない。 契約は2026年6月まで。イギリス『フットボール・インサイダー』によると、バイエルンがかねてよりストーンズをリストアップし、バーンリーから元シティのヴァンサン・コンパニ監督招聘が近づいたことで、移籍の実現性が高まった形だという。 バイエルンには同胞のハリー・ケイン、エリック・ダイアーが所属…4月以降、リーグ戦での先発出場がわずか1試合、起用も2試合にとどまったストーンズだが、果たして。 今後も続くであろうイングランド代表としてのキャリアを考慮し、シティでの立場を懸念しているというストーンズだ。 2024.05.23 19:05 Thu

新指揮官決まらないバイエルン、ノイアーやミュラーらはトゥヘル監督の続投希望か

新指揮官探しが難航するバイエルンだが、トーマス・トゥヘル監督(50)の残留を望む勢力があるようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』が報じた。 トゥヘル監督の今シーズン限りでの退任が決まり、後任探しに奔走するバイエルン。レバークーゼンのシャビ・アロンソ監督(42)やドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督(36)、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督(65)の招へいは失敗に終わった。 現在フリーのハンジ・フリック氏(59)の呼び戻し案が浮上した一方、クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督(49)へのアタックは不発に。フリック氏以外ではブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)やマンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督(54)らが選択肢に残っている。 しかし、チームキャプテンのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーとドイツ代表MFトーマス・ミュラーはトゥヘル監督の続投を希望しているとのこと。経営陣に積極的にアプローチをかけているという。 また、ドイツ代表FWレロイ・サネやイングランド代表FWハリー・ケイン、イングランド代表DFエリック・ダイアー、ドイツ代表MFジャマル・ムシアラも引き続きの共闘を望んでいるようだ。 一方、以前は「(残留は)優先事項ではない」と述べていたトゥヘル監督だが、スカッドの再構築や選手獲得に関する発言権が高まるのであれば、続投要請を受け入れるという見方も。問題はトゥヘル監督の手腕に苦言を呈していたウリ・ヘーネス名誉会長や、監査委員会メンバーのカール=ハインツ・ルンメニゲ氏ら重鎮が続投を望むかどうか、条件面で譲歩するかどうかとなる。 順当に行けば、18日に行われるブンデスリーガ最終節のホッフェンハイム戦がバイエルンでのラストゲームとなるトゥヘル監督。一転して来シーズンも指揮を執ることになるのだろうか。 2024.05.15 17:20 Wed

マドリー戦控えるバイエルンに2人の負傷者…ラファエル・ゲレイロは2ndレグ欠場へ

バイエルンがレアル・マドリーとの大一番を前に大きな不安を抱えることになった。 バイエルンは4日、ブンデスリーガ第32節でシュツットガルトとの上位対決に臨み、1-3で敗戦した。 さらに、同試合では前半序盤に左足首を痛めたポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロが負傷交代。さらに、同じく前半に競り合いの際に頭部に裂傷を負ったイングランド代表DFエリック・ダイアーがハーフタイムに交代した。 同試合後、トーマス・トゥヘル監督はダイアーに関して、あくまで大事を取った上での交代だったと、8日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのマドリー戦の出場に問題がないとの見通しを示した。 その一方で、ゲレイロに関してはドイツ『スカイ』の試合後インタビューで「ラファの状態は良いものではなく、松葉杖をついて歩いている」、「おそらく彼は2ndレグを欠場するだろう。我々にとっては非常に苦いことだ」と、ポルトガル代表のマドリー戦欠場の可能性を認めた。 マドリー戦に向けた懸念材料が明らかになった一方、ヒザに問題を抱えるオランダ代表DFマタイス・デ・リフトに関しては、「明らかに良くなっている。だから、明日(5日)はチームトレーニングに向かうことになる」と、起用に目途が立っていることを明かした。 2024.05.05 07:30 Sun

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トッテナムが構想外MFエンドンベレと契約解除…公式戦91試合10ゴール

トッテナムは12日、元フランス代表MFタンギ・エンドンベレ(27)との契約解除を発表した。双方合意の上での解除となり、6月30日でチームを去ることとなる。 2017年夏にリヨンから総額7000万ユーロ(約118億3000万円)の移籍金で加入したエンドンベレだったが、体調管理を含めプロフェッショナリズムを著しく欠く振る舞いによって構想外となった。 以降は古巣リヨン、ナポリ、ガラタサライへのレンタル移籍を繰り返し、ナポリ、ガラタサライでは相手クラブに買い取りオプションの権利も与えられていたが、完全移籍には至らず。保有元のトッテナムに復帰することになった。 トッテナムとエンドンベレの契約は2025年まで残っているが、クラブに居場所はなく今夏の移籍市場では再レンタル、あるいは完全移籍での放出が選択肢としてあるが、契約解除でフリーになることが選択された。 トッテナムでは公式戦91試合に出場し10ゴールに終わった。2023-24シーズンはガラタサライでスュペル・リグ19試合に出場し1アシスト。公式戦でも26試合で1アシストだった。 2024.06.13 00:10 Thu

スパーズは今夏左利きCB補強狙う…伊藤洋輝&ムリージョをすでにリストアップ

トッテナムが、シュツットガルトの日本代表DF伊藤洋輝(25)、ノッティンガム・フォレストのブラジル人DFムリージョ(21)の2選手をリストアップしているようだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。 現在トッテナムではクリスティアン・ロメロとミッキー・ファン・デ・フェンが鉄板のコンビを築くものの、ラドゥ・ドラグシン、左サイドバックと兼任のベン・デイビスが唯一のバックアッパーとセンターバックの選手層に問題を抱えている。 アルフィー・ドリントン、アシュリー・フィリップスと若手逸材は控えているものの、アンジェ・ポステコグルー監督はヨーロッパリーグ(EL)参戦による二足の草鞋を履く来シーズンに向けて、少なくとも同ポジションに1名を加えたい考えだ。 『フットボール・ロンドン』によると、クラブは契約最終年となるベン・デイビスの不透明な去就を踏まえて左利きのセンターバックの確保を検討しており、予てより関心が伝えられる伊藤、プレミアリーグの強豪クラブがこぞって関心を示すムリージョの獲得を目指しているという。 シュツットガルトのディフェンスラインで確固たる地位を築く伊藤はセンターバックと左サイドバックの両方のポジションでプレーできる多才さに加え、かつて横浜F・マリノスを率いたオーストラリア人指揮官が、その特長を理解している部分で有用な補強とみなしている。 一方、プレミアリーグ1年目でクラブ年間MVPに輝く活躍を見せたムリージョは、ストライカー、中盤を経てセンターバックに落ち着いたという経歴からも分かるように、指揮官好みの攻撃センス、ビルドアップ能力を有する超有望株だ。なお、財務規則違反(PSR)の問題を抱えるフォレストは6月中に同選手を売却する可能性も報じられるが、このタイミングでトッテナムが獲得に動くかは現時点で微妙な状況だという。 トッテナムは今夏の移籍市場で両選手を含めたセンターバックを獲得する可能性が高いが、現時点での優先事項は前線と中盤の選択肢を増やすことにあるため、補強のタイミングは一連の補強に目途が立った後の移籍市場後半となる見込みだ。 2024.06.11 16:30 Tue

スパーズとエンドンベレが契約解消へ…契約1年残すも両者が妥協か

トッテナムと元フランス代表MFタンギ・エンドンベレ(27)が契約解消に踏み切る見込みだ。フランス『フットメルカート』が報じている。 2017年夏にリヨンから総額7000万ユーロ(約118億3000万円)の移籍金で加入しながらも、体調管理を含めプロフェッショナリズムを著しく欠く振る舞いによって構想外となったエンドンベレ。 以降は古巣リヨン、ナポリ、ガラタサライへのレンタル移籍を繰り返し、ナポリ、ガラタサライでは相手クラブに買い取りオプションの権利も与えられていたが、完全移籍には至らず。保有元のトッテナムに復帰することになった。 トッテナムとエンドンベレの契約は2025年まで残っているが、クラブに居場所はなく今夏の移籍市場では再レンタル、あるいは完全移籍での放出が選択肢としてあるが、ここ最近の悪評に高額なサラリーの問題で買い手が現れる可能性は低い。 この状況を受け、クラブは移籍金の回収を諦めて今夏のタイミングでの契約解消を決断。エンドンベレには飼い殺し覚悟で残り1年間の給与を受け取るという選択肢もあるが、フリートランスファーであれば移籍先を見つけやすいという事情もあり、クラブからの提案に応じる構えだ。 2024.06.09 15:30 Sun

バイエルンとスパーズがシュツットガルトのドイツ代表アタッカー巡って争奪戦か

バイエルンとトッテナムが、シュツットガルトのドイツ代表MFクリス・ヒューリッヒ(26)を巡る争奪戦を開始する構えだ。 今シーズンのシュツットガルトで8ゴール7アシストの数字を残し、ブンデスリーガ2位フィニッシュの立役者となったヒューリッヒは、この活躍が評価されてユーロ2024に臨むドイツ代表入りも果たした。 ドイツ『ビルト』で働き国内の移籍情報に精通するクリスティアン・ファルク氏によると、その絶好調のサイドアタッカーに対して、バイエルンとトッテナムが獲得への動きを見せているという。 今年始めにクラブと2028年までの新契約にサインしたヒューリッヒだが、契約解除条項は2350万ユーロ(約40億円)と両クラブにとっては問題なく支払える額となっており、選手サイドを口説き落とすことができれば、獲得の可能性は非常に高いと思われる。 ヒューリッヒは、シャルケやドルトムント、ボーフムなどの下部組織で育ち、2017年7月にケルンへ完全移籍。その後、ドルトムントのセカンドチーム、パーダーボルンを経て2021年夏にシュツットガルトへ完全移籍した。 シュツットガルトでは、加入初年度からレギュラーに定着すると、これまで公式戦104試合に出場し、17ゴール13アシストを記録。左右のウイングを主戦場とする右利きのアタッカーは、爆発的なスピードと推進力、勝負度胸に優れた突破力を最大の売りとしており、正確なクロスからのチャンスメークにパンチのある右足のミドルシュートも備えている。 2024.06.07 22:30 Fri

“左SBファン・デ・フェン”にオランダ各紙軒並み最高評価「僕は元々こっちだからね」

オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェン(23)が、左サイドバック起用について好感触を語った。オランダ『Voetbal International』が伝える。 今季ヴォルフスブルクからプレミアリーグはトッテナムへ加入。すぐさま持ち前のアスリート能力、技術力を見せつけ、トップクラブの主軸センターバックとなったファン・デ・フェン。 それは結果的に、ヴィルヒル・ファン・ダイクやマタイス・デ・リフトなど、ただでさえ世界有数の選手層を誇るオランダ代表センターバック陣をさらにパワーアップさせることに。 しかし、その一方で左サイドバックは手薄。フランス同様、人材大国なだけに有望な選手は多いが、ナタン・アケやデイリー・ブリントなど中堅〜ベテランが占め、ユーロ2024に向けては22歳イアン・マートセンが落選だ。 そんななか、どうやらロナルド・クーマン監督は、分厚いセンターバック陣を考慮してか、今大会を境にファン・デ・フェンの本格コンバートを想定している模様。選手本人が今季終盤戦のトッテナムで起用された左サイドバックだ。 6日の国際親善試合・カナダ代表戦で左サイドバックとしてフル出場したファン・デ・フェンは、オランダ各紙から軒並み最高評価を与えられ、指揮官からは「私は要らぬ心配をしていた。十二分に満足だ」と褒めちぎられた。 試合後の本人も好感触。 「僕は元々左サイドバックだからね。ずっと昔のことで、プロレベルと比べちゃいけない世界だけど。今や僕のメインポジションじゃないけど、スパーズで何試合かやってみたし、今日も上手くいった」 「監督とはまだ話してない。まあでも、僕のところからラインを上げることができてたし、それこそ求められたことだった。僕は相手に自由を与えなかったよ」 「今後も左サイドバックで? いやいや、どちらのポジションでも集中力が必要だし、あんまり考えたくないな。オランダ代表ならクーマンが望む場所でプレーする。僕がどちらにも対応できるだろ?」 ミッキー・ファン・デ・フェン23歳。 センターバックも左サイドバックも高水準でこなす世界有数のディフェンダーとなる未来は、そう遠くないだろう。 2024.06.07 17:55 Fri

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“やっぱりユナイテッドにはこの男が必要” 獅子奮迅の活躍でシティを封じたリサンドロ・マルティネス

マンチェスター・ユナイテッドにはやはりこの男が必要…アルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス(26)だ。オランダ『Voetbal International』が伝える。 25日、イングランドFAカップ決勝戦のマンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが行われ、ユナイテッドが昨季決勝と同じダービーで宿敵を撃破し、8季ぶりに同大会のチャンピオンとなった。 「終わりよければ全て良し」と言うべきか、観る人によっては“悲惨な”シーズンを送ってきたユナイテッドだが、最後の最後でヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。4位以内フィニッシュに値しなかったプレミアリーグの出来を考慮すれば、考えうる最大の成果を挙げた格好だ。 ただ、低調なシーズンにケガ人の影響があったことは確か。L・マルティネスが2度の長期離脱になっていなければ、プレミア38試合58失点(※1)という惨劇は防げたかもしれない。 (※1)1992-93シーズンのプレミアリーグ創設以来最多となる失点数 それを裏付けるかのような、シティ戦におけるL・マルティネスの躍動。73分にやはり負傷で交代するまでシティのアタッキングを封じ、「あそこまで2点のリードを保てたのは、L・マルティネスのおかげ」という声が、全世界のユナイテッドファンから上がる。 試合終了を告げるホイッスルが鳴り響くと、アヤックス時代から苦楽を共にするエリク・テン・ハグ監督に後方から殺人タックルばりに飛びつき、喜びを爆発。若き日のジェンナーロ・ガットゥーゾかのごとく、ボスの首を絞めにかかった。 ピッチ上での実力、そしてファイターぶりはもちろん、エンタメ性にも富んだリサンドロ・マルティネス。今季その勇姿を拝むことができたのはわずか11試合…来季こそ、ケガなく1年を戦う姿が観たい。 <span class="paragraph-title">【動画】喜び爆発...ボスを後方から襲うリサンドロ・マルティネス(笑)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Eric ten Hag full-time scenes! <a href="https://twitter.com/hashtag/FACup?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FACup</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/MUFC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MUFC</a> <a href="https://t.co/GB6jPaegeD">pic.twitter.com/GB6jPaegeD</a></p>&mdash; beIN SPORTS (@beINSPORTS_EN) <a href="https://twitter.com/beINSPORTS_EN/status/1794399002529550389?ref_src=twsrc%5Etfw">May 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.26 14:45 Sun

FAカップ優勝に導いたテン・ハグ監督がチームを賞賛!「素晴らしい底力を見せてくれた」

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、“マンチェスター・ダービー”となったとのFAカップ決勝を振り返った。 25日にFAカップ決勝でプレミアリーグ王者のシティと対戦したユナイテッドは、30分に自陣でボールを奪ったダロトがロングフィードを送ると、飛び出したGKオルテガとDFグヴァルディオルの連携ミスでこぼれたボールを並走していたガルナチョが無人のゴールへそのまま蹴り込んだ。 勢いに乗ったユナイテッドは、39分にもラッシュフォードから正確なサイドチェンジを受けたガルナチョがドリブルで持ち運ぶとブルーノ・フェルナンデスを経由し、最後はメイヌーが丁寧にゴール右隅に流し込んだ。 2点のリードで後半を迎えたユナイテッドは、立ち上がりからボールの主導権を握るシティの猛攻を受けたが、粘りの守備で2点差を維持。87分にはドクのミドルシュートで1点を返されたが、そのまま2-1で勝利。昨季のリベンジを果たし、2015-16シーズン以来13度目のFAカップ優勝を飾った。 テン・ハグ監督はイギリス『BBC』で試合後のインタビューに応じ、選手たちの活躍を称えた。 「チームに賛辞を送りたい。自分たちのアイデンティティを発揮できた。とても強かった。選手たちが揃ったときに、我々がどのようにプレーできるかを見ただろう。何人かはまだ試合にフィットしていなかったが、パフォーマンスはとても良かった」 「選手たちがフィットしていれば、いいサッカーができる。世界最高のチームを相手に、とてもいいパフォーマンスを見せることができた」 「地元のライバル関係というのはあるもので、自分の街のチームと対戦するときはもっと重要だ。でも、僕らにとってはそんなことよりも、何度も挫折した後に何かを勝ち取ることが重要だったんだ。チームは素晴らしい底力を見せてくれたよ」 また、今季限りでの退任が噂される自身の去就について問われると以下のように語った。 「それは私にはわからない。私がしていることは、チームを準備し、成長させることだ。これは私にとってのプロジェクトだ。私が来た頃はひどい状態だったけれど、今は良くなってきている。でも、まだ望んでいる位置には到達していないんだ」 「サッカーはトロフィーを獲るためにある。私は最高のサッカー、ダイナミックで攻撃的なサッカーをしたいが、最終的には試合に勝利し、トロフィーを獲得しなければならない。それが我々の持ち込んだメンタリティだ。今回の試合は唯一のチャンスだったが、我々はそれをやり遂げた。選手とスタッフを誇りに思うよ」 2024.05.26 07:30 Sun

宿敵シティに昨季リベンジ完遂のユナイテッドが2015-16シーズン以来13度目の優勝! 土壇場で来季EL出場権獲得【FAカップ】

FAカップ決勝のマンチェスター・シティvsマンチェスター・ユナイテッドが25日にウェンブリー・スタジアムで行われ、1-2で勝利したユナイテッドが2015-16シーズン以来13度目の優勝を果たした。 先週末に前人未踏のプレミアリーグ4連覇を達成したシティは、今シーズン2冠達成を狙った。大会連覇も懸かるシティズンズは、直近のウェストハム戦から先発3人を変更。センターバックをルベン・ディアスとアカンジからストーンズ、アケに入れ替えたほか、ドクに代えてコバチッチを起用した。 一方、プレミアではクラブワーストの8位フィニッシュとなり、リーグ戦の結果ではヨーロッパ出場権を逃した。すでにテン・ハグ監督の解任が既定路線となった中、赤い悪魔は来季ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得と2季連続タイトルを目指して宿敵撃破に臨んだ。直近のブライトン戦からは先発2人を変更。負傷などのアクシデントかベンチ外のカゼミロに代えてヴァランを起用し、アマドに代えてラッシュフォードを起用。ガルナチョを右、ラッシュフォードを左に配置した。 2シーズン連続のマンチェスター・ダービーとなったFAカップファイナル。互いにテンション高く試合に入ると、ラッシュフォード、ハーランドと両チームのアタッカーがボックス内への際どい抜け出しで見せ場を作る。 ここからオープンな攻防が期待されたが、以降はボールを握って中盤、相手陣内で攻め手を窺うシティ、堅守速攻で応戦するユナイテッドという構図の下で睨み合いの状況に。 その流れでシティはフォーデン、グヴァルディオルの左サイドでアクセントを付けつつハーランドを攻撃の終着点に。ユナイテッドは快足の両ウイングを背後に走らせる形でチャンスの一歩手前まで持っていく。 すると、その拮抗した中でミスからスコアが動いた。30分、自陣でボールを奪ったユナイテッドは左サイドバックのダロトが対角のロングフィードを供給。このボールに対してはDFグヴァルディオルが先にアプローチするが、ボックスぎりぎりまで飛び出したGKオルテガとのコミュニケーションミスでヘディングでのバックパスがそのままゴール方向に向かうと、並走していたガルナチョが無人のゴールへそのまま蹴り込んだ。 ここまでの崩しの局面での苦戦に加え、ミス絡みの失点でビハインドまで背負ったシティは以降もリズムを掴み切れず。これに対して、ここまでの戦いに手応えを感じたユナイテッドが今度は狙い通りの形から追加点まで奪って見せた。 39分、左サイドに張ったラッシュフォードから正確なサイドチェンジがガルナチョに渡ると、そのままボックス付近まで運んだアルゼンチン代表FWは、ワン=ビサカのポケットへのランニングで空いた中央へ走り込むブルーノ・フェルナンデスに横パス。ここで背番号8はシュートではなく冷静に左で浮いたメイヌーを使うと、イングランド代表MFの丁寧な右足シュートがゴール右隅に決まった。 よもやの連続失点を喫したプレミア王者は何とか前半のうちに点差を縮めるべく攻勢を強めるが、攻守両面で高い集中力を見せる赤い悪魔を相手に決定機はおろか効果的にシュートまで持ち込めぬままハーフタイムを迎えた。 グアルディオラ監督は2点ビハインドを追う後半に向けて2枚替えを敢行。アケとコバチッチを下げてアカンジ、ドクを投入。[4-1-4-1]に並びを変えて早い時間帯のゴールを目指す。 立ち上がりはユナイテッド優勢も、ハーフタイムの修正とドクの投入で徐々に主導権を握ったシティ。55分にはボックス左でのドクの仕掛けから横パスに反応したハーランドがクロスバー直撃の決定的なシュートを放つ。さらに、56分にはデ・ブライネを諦めてアルバレスを投入する。 ここからさらに攻勢を強めると、59分にはウォーカーの目の覚めるミドルシュートにセットプレー流れからのアルバレスのシュートでゴールに迫るが、ここはGKオナナの好守などに遭う。 1点入れば一気に流れが変わりそうな状況ではあるものの、ユナイテッドが粘りの守備で2点差を維持。幾度か決定機を作るシティも、最後の部分で仕留め切れない。後半半ばを過ぎると、ユナイテッドは足が攣ったマルティネスとラッシュフォードを下げてエバンス、ホイルンドを同時投入。これでホイルンドが最前線、B・フェルナンデスが左にポジションを変えた。 痺れる後半終盤の攻防ではユナイテッドが冷静に時計を進めていたが、百戦錬磨のシティズンズはこのまま終わらない。87分、ボックス手前左角でDF2枚を相手に鋭いカットインを仕掛けたドクが右足を振り抜くと、ゴール前の密集を抜けたグラウンダーシュートがGKオナナの手をはじいてゴール左隅に吸い込まれた。 これで一気に試合が分からなくなると、7分が加えられた後半アディショナルタイムでユナイテッドは殊勲のガルナチョとマクトミネイを下げてリンデロフ、マウントを同時投入。[5-4-1]の後ろ重心で専守防衛の構えを見せる。 この最終盤の攻防では最終的に赤い悪魔の意地がシティを上回り、このまま2-1でのクローズに成功したユナイテッドが見事に昨季のリベンジを果たし、2015-16シーズン以来13度目のFAカップ優勝。土壇場で来季EL出場権を手にした。一方、宿敵相手に敗れたシティは大会連覇を逃す形となった。 2024.05.26 01:02 Sun

昨季FA杯決勝で大活躍のギュンドアン、古巣にエール 「カップをマンチェスターの青い側に」

バルセロナのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが古巣のFAカップ2連覇を期待している。マンチェスター・シティの公式サイトが伝えた。 昨シーズンはプレミアリーグ3連覇やチャンピオンズリーグ(CL)初優勝に加え、FAカップも制したシティ。トレブル(3冠)達成の偉業を成し遂げた。 続く今シーズンはプレミアリーグで前人未到の4連覇を達成したほか、FAカップでも2年連続の決勝進出。タイトルを争う相手はまたも宿敵マンチェスター・ユナイテッドで、25日に決戦に臨む。 昨シーズンのFAカップ決勝で2得点を挙げ、タイトル獲得の立役者となった当時の主将ギュンドアンは「あの日のことはとても良い思い出だ」と1年前の出来事を回想。事の重大さを語っている。 「2023年のFAカップ決勝は、僕のお気に入りの瞬間リストの上位にランクインし続けるだろう。それは間違いない。あの象徴的なスタジアム(ウェンブリー・スタジアム)で最大のライバルを破り、世界のサッカー界で最も名誉あるトロフィーの1つを獲得し、歴史を作ったのだから」 「もちろん、この試合がファンにとってどれほど重要なものかは僕らもわかっていたし、試合前にそのことについて話し合っていた。試合後にファンと一緒に祝ったことは、僕にとって一生忘れられない思い出だ」 また、現在はバルセロナの一員のギュンドアンだが、当然古巣シティの勝利を期待。FAカップ2連覇を願った。 「観戦するかって? 当然だよ。バルセロナがセビージャと対戦するのは次の日の夜だからね」 「シティが2年連続で2冠を達成できるというのは信じられない話だ。僕の予想では、シティがリーグ優勝の勢いに乗り、ユナイテッドを2-0で破るだろう」 「当然僕は選手たちを応援するつもりだし、FAカップをマンチェスターの青い側に留めておいてほしい」 「選手たちが最高のパフォーマンスを発揮し、この偉大なサッカークラブにとって忘れられない新たな1日となることを願っている」 2024.05.25 13:37 Sat

FA杯2連覇も狙うシティ、グアルディオラ監督は一発勝負の怖さ警戒 「何が起きてもおかしくない」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が気を引き締めている。クラブ公式サイトが伝えている。 チャンピオンズリーグ(CL)こそベスト8敗退に終わったものの、プレミアリーグでは前人未到の4連覇を達成した今シーズンのシティ。FAカップでは2年連続で決勝に進み、25日にマンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチに臨む。 プレミアリーグで勝ち点「91」を積み上げたシティに対し、8位フィニッシュのユナイテッドは勝ち点「60」に終わっているが、グアルディオラ監督はそんな宿敵を警戒。一発勝負の怖さを語った。 「我々がユナイテッドに31ポイント差をつけているから、何が起こるのかとみんなは考えているし、楽勝だろうと思っているだろう。それは理解できる。だが、これは別の大会だし、(何が起きてもおかしくない)1回きりの試合だ」 「10対11になることもあるし、悪い判断やミスで試合に負けることもある。我々が試合に負ける可能性があることはわかっている」 「今シーズンは長い間、我々の方がユナイテッドより優れていた。それは明白だし、事実だ。毎試合それを証明してきた。しかし、1試合だから何が起きてもおかしくない。選手たちはそれをわかっているし、感じている」 「だから、シーズン最後の試合に臨む準備が整っていることを願っている。FAカップは最高だ。素晴らしい大会だ。FAカップはFAカップだ。全力を注ぐ価値がある」 また、グアルディオラ監督は昨シーズンのファイナルも回想。終盤のパワープレーに苦戦したことを思い起こしつつ、大会2連覇に意識を向けている。 「昨シーズンはギュンド(イルカイ・ギュンドアン)のゴール後、良いスタートを切ったと思う。良い時間帯を過ごした後、相手に同点に追いつかれたが、後半は良いプレーをし、2点目を決めた。本当に良いプレーができた」 「最後の数分、彼らは多くの選手を前に出してきた。私ははっきり覚えている。彼らはロングボールを蹴ってきたし、我々は少し苦戦した。それに加え、最後の数分はフリーキックやコーナーキックでも苦戦した」 「だが、結局我々はうまく対処したし、勝利するに値した。正直に言うとそれは過去のことだし、そのことについてどう思うかは重要ではない。とにかくそれは決勝戦だった。どちらのチームにも素晴らしい瞬間があったが、全体的には我々にとって良い決勝戦だった」 2024.05.25 10:23 Sat

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