ボカの選手たちが物議醸すコパ敗退後にブラジル警察相手に大暴れ! 選手関係者8名が逮捕…

2021.07.21 19:18 Wed
Getty Images
ボカ・ジュニアーズがコパ・リベルタドーレス敗退後にブラジル警察と激しい乱闘となった。ブラジル『ESPN』が報じている。ボカは20日、敵地で行われたコパ・リベルタドーレスのラウンド16でアトレチコ・ミネイロと対戦。

試合は0-0に終わった1stレグに続き、2ndレグも0-0のスコアで90分の戦いが終了し、延長戦でも決着が付かず、突破の行方はPK戦に委ねられることになった。そのPK戦ではアトレチコ・ミネイロの守護神エヴェルソンが2本のPKストップに加え、自らPKも決める圧巻の活躍により、PK戦を3-1で制したブラジルの強豪の勝ち抜けとなった。
しかし、両者の対戦ではボカのホームで行われた1stレグでボカのゴールが微妙なオフサイド判定で取り消しとなったほか、今回の2ndレグでもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によってボカの正当と思われるゴールが取り消しとなる、物議を醸す判定が目立っていた。

そういった事情もあり、後半のピッチでは前述のVAR判定直後主審に、主審に近づいたボカの選手たちとマッチオフィシャルを中心に両軍入り乱れる小競り合いが発生し、両チームのアシスタントコーチが退席処分となる一幕もあった。
そして、試合後には敗退を不服とするボカの選手たちの怒りが最高潮に達し、試合関係者が避難したとされるアトレチコ・ミネイロのロッカールームに押し入る暴挙に出た。

これを受けて地元警察が鎮圧に乗り出し、ボカの選手たちに向けて催涙ガスを噴射するなど、スタジアム内は大混乱に。ボカの選手たちはアトレチコ・ミネイロの選手や関係者に暴行を働いた他、DFマルコス・ロホらは警察官に対して消火器を放り投げようとするなど、過激な行動に出ていた。

その後、ボカの選手たちの暴動は鎮圧されたが、クラブ幹部を含む8名が現行犯逮捕された。なお、ボカは地元警察に拘留されている仲間が解放されるまで、同地に残る意向を明らかにしており、ベロオリゾンテのアルゼンチン大使が身柄引き渡しに向けて介入しているとのことだ。

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