セリエA王者に激震! インテルをアメリカ企業が買収…約670億円の債務を蘇寧グループが返済できず

2024.05.22 21:50 Wed
インテルは今季セリエAで20度目の優勝を果たしていた
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インテルは今季セリエAで20度目の優勝を果たしていた
今シーズンのセリエAを制し、20度目のスクデット獲得を果たしたインテルだが、アメリカの企業に買収されることとなった。

2016年にインテルを買収したのは中国の蘇寧グループ。スティーブン・チャン会長率いるグループだったが、3億9500万ユーロ(約670億円)の債務があったものの、5月21日の返済期限を守ることができず、売却に動いたとされている。
買収したのはアメリカの企業である「オークツリー」。アメリカの世界的な資産管理会社で、融資を返済できなかったことでクラブを買収することとなった。

「オークツリー」は22日、インテルの買収に関する声明を発表した。

「オークツリーは、クラブとその利害関係者の運営と財務の安定にまず重点を置き、インテル・ミラノの長期的な繁栄のために最善の結果を達成することに専念しています」
「オークツリーは、クラブの伝統、選手たちの情熱、インテリスタの忠誠心、そしてイタリアのミラノや世界のスポーツコミュニティにおけるクラブの重要な役割を大切にしています」

「オークツリーは、インテル・ミラノの現経営陣、パートナー、リーグ、運営団体と緊密に連携し、クラブがピッチの内外で成功を収められるよう尽力します。持続可能な成長と成功をビジョンとして、堅牢な経営、運営、ガバナンスに重点を置いています」

新たなオーナーがつくこととなったインテル。イタリアの複数メディアは、クラブOBであり副会長を務めているハビエル・サネッティ氏が新たな会長になるとしている。

また、 最高経営責任者(CEO)を務めるジュゼッペ・マロッタ氏、コーポレート部門でCEOを務めるアレッサンドロ・アントネッロ氏、スポーツ・ディレクター(SD)のピエロ・アウジリオ氏などは、買収後も現職に留まることになると見られている。

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オーナー交代のインテルが敏腕CEOマロッタ氏を新会長に任命!「これまでと同様にクラブに尽力」

インテルは4日、ジュゼッペ・マロッタ氏(67)の新会長就任を発表した。併せて取締役会の新体制も発表している。 2016年からスティーブン・チャン会長率いる中国の『蘇寧グループ』がオーナーを務めたインテルだが、5月22日にアメリカの企業『オークツリー』がインテルの所有権引き継ぎを発表。蘇寧はコロナ禍にオークツリーから借り入れた3億9500万ユーロ(約668億4000万円)の返済期限を守ることができず、売却に動いたとされている。 新オーナーとなったオークツリーは、クラブOBで副会長のハビエル・サネッティ氏を新会長に任命する見込みだと複数のイタリアメディアが報じていたが、最高経営責任者(CEO)のマロッタ氏が就任する運びに。2018年12月にインテルへ加わり、巧みな選手売買などでクラブを立て直してきた敏腕は、会長として最初のコメントを残している。 「私に信頼を寄せ、彼らや役員会と共に働く機会を与えてくれたオークツリーに感謝したい。今回の任命は、過去3年間にわたりクラブを運営してきた多くの人々の素晴らしい仕事に対する評価だ。私はインテルの一員であることを誇りに思っているし、これまでと同様にクラブに尽力していく」 また、マロッタ氏を新会長に任命し、アレハンドロ・カノ氏ら6名のメンバーが取締役会に加わったオークツリーもコメントを発表している。 「我々はインテルの取締役会の新メンバーとしての、インテルのコミュニティや伝統に対する責任を理解している」 「会長となったマロッタ氏は、サッカー界での輝かしいキャリアから得た経験や情熱、献身と共に、クラブに確固たる継続性をもたらしてくれるだろう。取締役会はクラブがピッチ内外で継続的な成功を収められるよう、会長やインテルの経営陣をサポートしていくことを心待ちにしている」 2024.06.04 17:43 Tue

優勝目前のインテル、将来不透明の会長がインザーギ監督との関係維持を強調「我々はこれからも一緒」

インテルのスティーブン・チャン会長が自らやシモーネ・インザーギ監督の将来に言及した。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 今シーズンは未だ1敗とセリエAで圧倒的な強さを見せ、3シーズンぶり20度目のスクデット獲得が目前に迫っているインテル。22日に行われる第33節ミラン戦で勝利すれば、宿敵の前で5試合を残しての優勝が決まる。 そんな大一番直前、F1の中国グランプリ観戦のため上海に顔を出したチャン会長が『スカイ・スポーツ』にコメント。債務整理に追われ、オーナー交代も噂される自らの将来に触れながら、ミラノ・ダービーでの勝利に期待を寄せている。 「今シーズンはインテルのことを誇りに思っている。チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれた。明日の試合は重要だ。自分たちが何を望んでいるのか我々はわかっている。クラブの全員が目標を理解しているし、我々は強い」 「我々がインテルに来てからは毎日将来についての噂が流れた。それでも6つのトロフィーを獲得し、7つ目に近づいている。2つ目のステラ(リーグ優勝20回)も近い。我々は勝利を目指して戦い続ける」 また、チャン会長はプレミアリーグのクラブからの関心も噂されるインザーギ監督の去就にも言及。今後もインテルを共に支えていきたい考えのようだ。 「どの噂も真実ではない。我々は毎シーズン勝ち続け、最高の結果を目指す」 「インザーギはインテルにとって贈り物だ。彼と一緒に仕事を続けられることは私に自信と落ち着きをもたらしてくれる。我々はこれからも一緒だ。近いうちに共に祝えることを願っている」 2024.04.21 22:17 Sun

インテルに忠誠誓う主将ラウタロ、新契約で手にする年俸は?

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インテルがカナダ代表FW獲得に迫る? シティも狙うウインガーを確保か

インテルがカナダ代表FWの獲得に近づいているようだ。 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、インテルが獲得に近づいているのはクラブ・ブルージュのカナダ代表FWタジョン・ブキャナン(24)。右ウイングを主戦場としてプレーするアタッカーだ。 アメリカやカナダでプレーしてきた中、2022年1月にニューイングランド・レボリューションからクラブ・ブルージュへと移籍。今シーズンはジュピラー・プロ・リーグで12試合に出場し2ゴール2アシストを記録している。 チームの攻撃を牽引する中、直近2試合は欠場しているブキャナン。その理由はケガなどではなく、移籍交渉だという。 ブキャナンに対してはマンチェスター・シティも関心を寄せていた中、インテルが獲得に大きく近づいているとのこと。年が明けた1月に入れば、すぐに正式に獲得することになるという。 インテルは買い取りオプションか買い取り義務付きのレンタル移籍をオファーしたとのこと。レンタルフィーを払った上で、買い取れるというもので、クラブ・ブルージュも受け入れるつもりがあるようだ。 ただ、インテルとしては資金繰りが難しい状況でもあり、冬の補強は予定にはないという。そのため、オーナーのスティーブン・チャン氏の許可を得る必要があるようだ。 買い取る場合は5年契約を結ぶとされており、ブキャナンも合意しているとのこと。コロンビア代表MFフアン・クアドラードの後釜として計算されているという。 来夏には戦力の入れ替えも考えられるインテル。果たして、ブキャナンをしっかりと確保できるだろうか。 2023.12.24 23:10 Sun

イタリアの未来を担う19歳スカルヴィーニ、インテルが熱視線も獲得は困難?

アタランタ所属のイタリア代表DFジョルジョ・スカルヴィーニ(19)の獲得を目指すインテルだが、望みは限りなく薄いようだ。 イタリア国内で大きな期待が寄せられるスカルヴィーニ。育成の名門・アタランタで下部組織時代から過ごすセンターバックは、今シーズンのセリエAで32試合に出場と定位置を確保しており、19歳にして国際Aマッチ通算4キャップを獲得している。 そんなスカルヴィーニの獲得を目指していることがかねてより報じられてきたインテルだが、イタリア『カルチョメルカート』によると、アタランタはその価値を最低4000万ユーロ(約61億8000万円)と見積もっており、財政に余裕がない中で1人の選手にこの額を支払うことは難しいとみられている。 また、アタランタのルカ・ペルカッシ会長はインテルのスティーブン・チャン会長と良好な関係にあるものの、生え抜きスター選手の移籍金を値引きして売却することはさすがに考慮していないという。 したがって、レアル・マドリーとバイエルンからも関心が寄せられるスカルヴィーニだが、現段階でインテル移籍は実現しないと考えられている。 2023.06.20 21:34 Tue

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