小島幹敏「ヒリついた試合ができることは本当に幸せ」 宮沢体制“快進撃”ついにストップ…PO経由でJ1昇格を期す

2025.11.24 00:00 Mon
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宮沢悠生監督就任以降5勝1分け無敗。J2最終盤で“快進撃”を続けてきたRB大宮アルディージャが、ついに止まった。明治安田J2リーグ第37節、ホームでの徳島ヴォルティス戦に痛恨の逆転負けを喫し、5位に後退。自動昇格圏2位以内の可能性が消滅し、プレーオフ経由でのJ1昇格を目指すこととなった。

大宮は14分にオリオラ・サンデーが幸先良く先制点を奪うが、30分、34分と連続失点。追いかける展開となった後半は流れを変えるべく杉本健勇らを投入したが、最後まで堅守・徳島のゴールをこじ開けることはできなかった。アンカーを務める小島幹敏は「パスをつなぐのか、蹴るのか。意思統一が足りなかった」と指摘する。ピッチ上の全員が「ゴールを決める」という姿勢こそあったが、得点への具体的な道筋を描けていなかったことを悔やんだ。「まだ最大3試合あるので、ああいった展開になった時はまとまらなければいけない」と説いた。

昨季は圧倒的な成績でJ3優勝・J2昇格を成し遂げ、今季もJ1昇格の可能性を残している。宮沢監督は「この緊張感を味わえる選手はJ2にたくさんいるわけではないので、そこは選手たちが自分自身をレベルアップさせて、こういった大舞台でプレーできる喜びを感じてほしい」とコメントしていたが、大宮在籍9季目を迎える小島も同調。「ここ数年は残留争いだったので、この2年間は上にいられて幸せですよ。こうやって昇格争いができていること、ヒリついた試合ができることは本当に幸せなこと」と噛み締める。
最終節はアウェイでレノファ山口FCと対戦する。勝利してまずはプレーオフ進出を確定させたいところだが、対する山口もJ2残留に向けて必勝を期す一戦だ。小島は「毎回決勝戦の気持ちでやっているので、切り替えて次やるだけ」と力を込めた。

取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)

出典:https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20251123/2091053.html


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