仏リーグと『DAZN』が今季限りで放送契約解除へ…来季以降はリーグ公式チャンネル創設で協力継続の可能性も
2025.04.30 20:00 Wed
今季限りで放送契約解除へ
リーグ・アン(フランス1部)と『DAZN』の放送契約が2024-25シーズン終了をもって解除されることが決定した。フランス『レキップ』が報じている。
しかし、同プラットフォームの高額な視聴料金がフランス国民の不興を買った結果、違法視聴問題が深刻化するなど、リーグ・アンの放映問題は続いている。そんななか、『DAZN』はフランスプロサッカー機構(LFP)やクラブに対して著作権侵害対策の成果不足、編集コンテンツに関する一部クラブの協力の欠如に憤慨し、放映権料の一部の支払いを拒否する問題が勃発していた。
以降も両者の関係修復には至らず、『DAZN』は30日に今シーズン終了をもってLFPとの放送契約を解除することを発表した。なお、今回の契約解除に際して『DAZN』は違約金として1億ユーロ(約162億円)の支払いを要求されることになるようだ。
この件に関して『DAZN』は「フランスに来て赤字を出しながら1年でやめるのは、あまり意味がありません。このチャンネルプロジェクトを通じて、リーグに大きな付加価値をもたらすことができると確信しています。チャンピオンシップ開幕の3カ月半前に、まだ形が整っていないチャンネルプロジェクトをクラブに知らせないのは、非常にリスクが高いと考えています。このチャンネルには約1億ユーロを投資する用意があります」と、形を変えての協力関係に前向きな姿勢を示している。
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昨シーズン終了後に放送局の問題を抱えていたリーグ・アンだが、開幕1カ月前に『DAZN』と『beIN Sports』の共同入札が承認され、ひとまず問題解決に至った。『DAZN』は2024年から2029年までの契約期間において、リーグ・アン各節9試合のうちの8試合の放映権に関して年間4億ユーロ(約650億円)を支払うことで合意した。以降も両者の関係修復には至らず、『DAZN』は30日に今シーズン終了をもってLFPとの放送契約を解除することを発表した。なお、今回の契約解除に際して『DAZN』は違約金として1億ユーロ(約162億円)の支払いを要求されることになるようだ。
その一方で、同プラットフォームはLFPが来シーズンに市場調査を行いパートナーを探し、リーグ・アンの完全独占チャンネルを立ち上げる契約に関して、そのパートナーとなるための明確なポジションを確立しているという。
この件に関して『DAZN』は「フランスに来て赤字を出しながら1年でやめるのは、あまり意味がありません。このチャンネルプロジェクトを通じて、リーグに大きな付加価値をもたらすことができると確信しています。チャンピオンシップ開幕の3カ月半前に、まだ形が整っていないチャンネルプロジェクトをクラブに知らせないのは、非常にリスクが高いと考えています。このチャンネルには約1億ユーロを投資する用意があります」と、形を変えての協力関係に前向きな姿勢を示している。
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