チリの名門コロコロがクラブ史上初の2部降格回避! 「勝つか、お前らを殺すかだ!」とのウルトラスの強烈激励も奏功?

2021.02.18 22:40 Thu
Getty Images
チリ屈指の名門として知られるコロコロがクラブ史上初の2部降格を回避した。1925年に創設されたコロコロはプリメーラ・ディビシオンで最多32度の優勝回数を誇る同国屈指の名門だ。だが、今シーズンは深刻な低迷に陥り、レギュラーシーズンを16位で終えた結果、17日にウニベルシダ・デ・コンセプシオンとの残留を懸けた一発勝負のプレーオフに臨むことになった。

クラブ創設96年で初の降格危機を迎える愛するクラブの状況にやきもきするウルトラスは16日、翌日に中立地のタルカで大一番に臨むチームを激励、あるいは脅迫する目的でトレーニング場を訪れると、「Ganan o los matamos(お前らが勝つか、俺らがお前らを殺すかだ)」との脅迫とも取れる驚愕のバナーを掲示していた。
そういった事情もあり、まさに生きるか死ぬかの大一番に臨んだコロコロは、前半19分にアルゼンチンのタジェレスからレンタル加入の19歳のアルゼンチン人FWパブロ・ソラーリが見事な個人技で先制点を奪取。

その後は白熱の攻防が繰り広げられた中、「僕らはピッチの上で命を捧げるつもりだ」と、戦前に語ったキャプテンのFWエステバン・パレデスの言葉通り、チーム一丸となったパフォーマンスで虎の子の1点を守り切って1-0の勝利。この結果、クラブ史上初の2部降格という窮地を見事に脱した。
そして、ウルトラスの脅迫とも取れる強烈な激励もあってか、チリ屈指の名門は来シーズンもプリメーラでプレーすることが決定した。


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