英2部ウィガンが破産申請…勝ち点剥奪で降格の危機に

2020.07.02 03:00 Thu
Getty Images
チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するウィガンが破産手続きを申請したようだ。イギリス『BBC』や『スカイ・スポーツ』など複数メディアが報じている。

破産申請の取り扱う『ベグビーズ・トレーナー』社のジェラルド・クラスナー氏は、この一件を新型コロナウイルスのパンデミックが大きな要因であると分析。一方、同社のポール・スタンリー氏は、クラブは健全な運営を行っていたためコロナによる影響は考えにくいとした上で、オーナーから入ってくるはずだった資金がなかったと指摘。連絡も取れていない状況のようで、新たなオーナーを募集し始めている。

ウィガンは、2005年から『JJB Sports』の共同創設者であるデイブ・ウィーラン氏がオーナーを務めていたが、2018年11月に香港に本拠を置く『International Entertainment Corporation(IEC)』に売却。さらに今年の5月29日には、IECはその所有権を同じ香港の『Next Leader Fund』に売却している。
イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)は破産申請を受けて勝ち点「12」の剥奪を検討。だが、対象となるシーズンはウィガンの今季の最終順位によって決まるようで、降格ラインとなる22位により上の順位で終えた場合は今シーズンが対象に。一方、3部へ降格となった場合、勝ち点剥奪は来シーズンに適用されるようだ。なお、40試合を消化した時点でウィガンは勝ち点「50」で14位。22位のハダースフィールドとの勝ち点差は「8」となっている。

2012-13シーズンを最後にプレミアの舞台から遠ざかっているウィガンは、以降の7年間で2度の3部降格を経験している。12-13シーズンにはFAカップ優勝も果たしたが、今回の破産申請により、プレミア復帰はより難しいものとなりそうだ。

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