まだ決勝残ってます! 38年ぶりの仏杯決勝進出にサンテチェンヌファンがピッチに溢れかえる

2020.03.06 13:50 Fri
Getty Images
近年、ヨーロッパ主要リーグでは国内カップの価値低下が叫ばれているが、やはり中堅以下のクラブにとってタイトル獲得の絶好のチャンスであるカップ戦の価値は未だ失われていないようだ。今回、国内カップの価値を改めて示してくれたのは、フランスの古豪サンテチェンヌのサポーターたちだ。

緑のチームカラーにちなんで“レ・ヴェール”の愛称で知られるサンテチェンヌは、エメ・ジャケ、ジャック・サンティニ、ミシェル・プラティニらを擁した1960年代から1980年代前半に黄金時代を築き、リーグ・アン最多10度の優勝を記録する名門だ。ただ、2012-13シーズンのクープ・ドゥ・ラ・リーグ初制覇以降、タイトルからは遠ざかっている。
今季のリーグ戦でも16位と苦しむサンテチェンヌだが、今季のクープ・ドゥ・フランスでは快進撃を続け、準決勝に進出。そして、5日に行われた準決勝では前回大会王者のスタッド・レンヌに2-1で勝利を飾り、38年ぶりの決勝進出を果たした。

同試合では1-1の拮抗した状況から延長戦突入かに思われた94分にMFリヤド・ブデブスが決勝点を挙げる劇的過ぎる展開となった。
そして、この劇的展開と38年ぶりの決勝進出に沸きに沸くスタッド・ジェフロワ=ギシャールに集まった熱狂的なホームサポーターは、試合終了と同時に次々とピッチへ侵入。

多くのスチュワードが安全確保のため、ロッカールームに向かうメインスタンドの入り口を何とか封鎖したが、ピッチ内に多くのサポーターが溢れかえる、まるで優勝時のような雰囲気となった。

なお、決勝はフランス代表がメインスタジアムとするスタッド・フランスで行われるため、試合後のピッチでは前述のサポーターと選手たちが即席の壮行会を行うことになり、若手DFウィリアム・サリバらがマイクを使ってトロフィーを本拠地に持ち帰ることを約束するなど、大きな混乱なく終了したようだ。

ちなみに4月25日に行われる決勝の相手は前日の試合でリヨンを5-1で下したパリ・サンジェルマン。熱狂的なサポーターからの後押しを生かして悲願のタイトル獲得はなるか。

◆緑の波がピッチに押し寄せる!


◆選手たちも大興奮!

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