「世界で最も象徴的なスタジアムに」ミランとインテルの新スタイメージは“大聖堂”、観客動員数は1万5千人減少へ
2021.12.23 06:05 Thu
ミランとインテルは、新スタジアムの計画としてポピュラス社の「カテドラル(大聖堂)」の案を採用したことをそれぞれ発表した。ミランとインテルが使用する「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」に関しては、以前から新スタジアムの建設計画を進めてきた。
新スタジアムは2027年に「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」の隣に建設され、現在のスタジアムは2026年にミラノとコルティナで行われる冬季オリンピック後に部分的に解体される予定だ。
また、現スタジアムよりも小さくなる予定で、収容人数も現在の8万人から6万5千人に減少する見込み。新スタジアムを手掛けるアメリカの建築事務所ポピュラスは、過去にウェンブリー・スタジアム、ロンドン・スタジアム、エミレーツ・スタジアム、トッテナム・ホットスパースタジアムに加え、ニューヨークのヤンキースタジアムなども手掛けてきた実績がある。
デザインは、ドゥオーモとヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアという、ミラノで最も有名な2つの建築物からインスピレーションを得ているという。
「カテドラルは、世界で最も象徴的なスタジアムの1つになる予定だ。伝説的なクラブであるインテルとミランの新たな家となり、新しい地区の中心となる。それはミラノの文化遺産を祝うものであり、これから何世代にもわたってミラノの人々に楽しんでいただけるだろう。ミラノとミラノのためのスタジアムだ」
新スタジアムは2027年に「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」の隣に建設され、現在のスタジアムは2026年にミラノとコルティナで行われる冬季オリンピック後に部分的に解体される予定だ。
デザインは、ドゥオーモとヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアという、ミラノで最も有名な2つの建築物からインスピレーションを得ているという。
ポピュラス社のクリストファー・リー氏は、新スタジアムについて次のように抱負を語っている。
「カテドラルは、世界で最も象徴的なスタジアムの1つになる予定だ。伝説的なクラブであるインテルとミランの新たな家となり、新しい地区の中心となる。それはミラノの文化遺産を祝うものであり、これから何世代にもわたってミラノの人々に楽しんでいただけるだろう。ミラノとミラノのためのスタジアムだ」
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