試合中のリフティングでイエローカード…ブラジルでも“美しいプレー”は終わったのかと物議

2021.11.18 07:41 Thu
Getty Images
『ジョガ・ボニート(ポルトガル語で美しいプレー)』という単語の発祥の地であるブラジル。しかし、現代サッカーにおいてはすでに死語になっているのかもしれない。ブラジルの1部リーグに当たるカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAの第32節が先週末に行われ、インテルナシオナウはアトレチコ・パラナエンセをホームに迎えた。

アウェイチームに先制を許しながらも、逆転して迎えた83分、途中出場のブラジル人MFマウリシオ(20)のプレーが議論を呼ぶ。
GKのパントキックの流れから、マウリシオはハーフウェイラインを越えたあたりの左サイドで味方の落としを受ける。相手チームのプレッシャーがない中、マウリシオは6回ほどリフティングしながら前進。相手選手が寄せてきたところで、味方にバックパスで戻した。

すると、プレーが切れたタイミングでアトレチコ・パラナエンセの選手たちがマウリシオのプレーに抗議。主審はMFに対しイエローカードを提示した。
イギリス『GIVE ME SPORT』によると、主審は「無礼な行為」に当たったと明らかにしているという。

しかし、多くのファンからは批判も寄せられたようで、「ジョガ・ボニートは終わったのか」「サッカーはどこに向かっているんだ」「ロナウジーニョは何枚イエローカードを貰うんだ」といった意見を紹介している。

とはいえ、今回はチームがリードしている中で迎えた試合終盤という状況。挑発と捉えられてもおかしくない場面だったことは間違いないだろう。

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