ESL12クラブのファンへスパルタク・モスクワが救いの手「新しいクラブが必要なら、いつでも歓迎します」

2021.04.20 17:25 Tue
Getty Images
先日ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)構想が明るみとなったことにより、大きな波紋が広がっているサッカー界。その影響はクラブやリーグ関係者だけでなく、クラブをサポートするファンも他人事ではない。
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ESL構想は、現時点で正式に参加を表明しているプレミアリーグの6クラブ、セリエAとラ・リーガのそれぞれ3クラブに、さらに3クラブを合わせた計15クラブが中心となって、ビッグクラブのみが集まる新たなリーグ設立に向けた大規模計画だ。ここ数年、人気が伸び悩んでいるというサッカー界に一石を投じるものであることは確かだが、これまでのレガシーを破壊しかねない愚策だとして、多くの有識者から非難の声が挙がっている。だが、その影響を受けるのは各クラブのサポーターも同じ。プレミアリーグでは、サポーターが信託会社を作り、チームの経営を支える「サポーターズ・トラスト」が揃って「裏切られた」という旨の声明を発表しており、信じてきたクラブに対する大きな失望を露わにしている。
ライトなファンにとっても、今までと同じようにこの先も応援を続けられるかどうか不安を募らせる混沌とした状況の中、そんな者たちに救いの手を差し伸べたのがスパルタク・モスクワだ。19日に公式ツイッターを更新し、12クラブのサポーターへこんなメッセージを送った。

「ミラン、アーセナル、アトレティコ・マドリー、チェルシー、バルセロナ、インテル、ユベントス、リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、そしてトッテナムの親愛なるファンの方々へ」
「もし、新しくサポートするクラブが必要なら、我々はいつでもここにいます。敬具、スパルタク・モスクワ」

このツイートには20日の時点で26万件を超える「いいね」が寄せられており、混乱の中、ウィットに富んだアクションに同調するサッカーファンが非常に多くみられた。

しかしながら、応援するクラブを乗り換えることはないという意見もまた大多数で、だからこそ、各クラブにはそんなファン・サポーターを裏切るようなことは控えて欲しいところだ。

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